一粒万倍日 (旧暦 如月廿八日)

 第2クール突入でOP、ED両曲が刷新……OPが合ってねー異世界感ゼローミスマッチすぎるー。
 あんなんでも、数話経ったら慣れるのかな?

「少し前」
 そう。ライオスたちと出会う前のタンスじーちゃんPTです、ここ。
 ちょうどマルシルがウンディーネを怒らせてる頃じゃないかな。

 原作でも戦慄させられたカブルーのアサシンぶり。
 動きが加わると増強されますね。あれは敵に回したくないわ。

 好きなモノについて語り出すと瞳孔がすぼまり饒舌になる。
 これ、ライオスと同類だと気づきました。
 ライオスが魔物生態ヲタなのに対して、カブルーは人間観察ヲタなんですね。
 で、ライオスは他人に興味が無く、カブルーは魔物知識の強化を全然やろうとしない(ライオスならシーサーペントの“頸動脈”も知ってるからな、まちがいなく)。
 そりゃライオスのほうが迷宮探索に向いてますわな。

 そんな全滅担当PTのドワーフ女性が、ナマリの厳しい事情を少しだけ語ってくれました。
 これで、ナマリは薄情と思われるのを覚悟のうえでライオスたちと別れた、と視聴者(読者)が察してくれる、という仕掛けですね。

 チルチャックのことを嫌っている、全滅担当PTのハーフフットも同じく。
 チルが組合を作って仕切ってる理由は、後のエピソードで出てきます。彼が単にガメツイだけでないのも、もう視聴者(読者)は気づいてますけどね。

 人間観察大好きカブルーゆえ、目の前しか見えていないシュローに取り入るのは実に簡単。カマのかけかたがプロだよ。
 マイヅルさんは訝しんでるかもしれんが、坊ちゃんが決めたことなら逆らえないからなぁ。

 原作ともども。
 互いを気遣い合う三人の背景ならぬ前景になってる白目マルシルが、メチャ笑えます。