二日灸、不成就日 (旧暦 如月二日)

 そうか。
 タンスじーちゃんたちと別れてすぐ、あの螺旋階段でしたか。
 どうも原作を読んでの記憶が曖昧で。(;^_^A

 大ガエルが、横で動いてるチルに気づくシーン。ここもきっちりしてて、実に理系の描きかたなんですよね。
 目玉が横に付いてる生き物は、たいがい視野が広い。取り分け、半球状に飛び出ている目玉は魚眼レンズになってる。
 で、カエルは特に動く物に敏感に反応する。
 だからこそ、センシの斧を奪うことに集中しながらも、真横のチルに気づいたという。
 並みの漫画家は、ここまで描写しませんし、できませんよ。

 島主の声、カミーユかい。カミーユがジェリドに説教されてやんの(笑)。
 島主なぁ……全編通して最もダメダメな嫌われ役なんですが。
 解説本『冒険者バイブル』の設定を読むとさ、ますますこいつに同情できなくなるんだわ。

 じーちゃんのライオス評は「腕の立つ」と、かなり良いんですが。
 あのいっちまってるサイコな目。じーちゃんには、あーゆーふーに見えてたんですね。でも、そこにマルシルを含めるの、やめたげてください。

 地上に帰還したナマリのほうは、蘇生所でのやりとりが思いっきり簡略化されてて。
 あの様子だと、ナマリによるキキとカカへの迷宮講座は丸々カットなのかな。そこ、重要な伏線があるんですが……。

 炎竜に勝つために、大ガエルのカツレツ。
 ん? なぜに日本語の語呂合わせ?(笑)
 味はチキンカツに近いのかな? タルタルかマヨが欲しいところ。

 攻撃に特化した侍、重撃戦向けの斧戦士、攻守両方の騎士(ライオスは元々、盾を持ってた)、攻撃魔術師、バフがけ&回復&蘇生僧侶、で戦力には入らないけど錠前と罠の専門家。
 たしかに、RPGに出てきそうなほどバランスの取れたPTですね(実は一流PTなんだな、ライオス一行は)。

 そして、いよいよ炎竜との決戦。
 連中の言葉を借りるけど、あらためてデカい。
 あのサイズを考えると無茶な挑戦なんですよね、そもそもモンスター狩りってのが。「ひと狩り行こう」って気軽さでやるもんじゃねえよ(苦笑)。