(旧暦 如月七日)

 何だかんだ言ったって。
 ライオスは「腕の立つ」冒険者なのですよね。
 作戦が失敗したのは、甘かったというより単に人数不足なだけで、作戦そのものは悪くない。
 それでも咄嗟に新たな戦法を思いつくあたり、流石です。
 逆鱗に近付けるからって、あんな手は考えませんよ普通。

 ドラゴンが火を噴く仕組みすら理詰めで構築する作者の力量には脱帽です。
 喰った中で消化しきれない物を発酵させて、そのガスに牙を火打ち石にして点火するって、よく思いつくわー。

 原作でもそうだったんですが。
 失神中のライオスが見た夢の最後が本当に切ない悲しい。

 何でも回復痛で済ますマルシルは鬼(笑)。
 センシが怯えるほどですからなー(爆)。

 そんなマルシルの使う照明@魔法は便利ですね。
 センシには申し訳ないけど、IT調理器@魔法ともども、特にあれこれ制約の多い迷宮内では必須“アイテム”でしょう。
 燃料を大量に持ち歩かなくて済むのが大きいです。やっぱりリスキーですからね可燃物。
 もちろん、センシの言い分も理解してます。例えば、死霊の群れに追い詰められたときに活躍した即席聖水。あれはIT加熱ではダメだったと思う。本物の火でないと。
 そのあたりのバランス感覚が大切なのだと思います。それこそ、デジタルとアナログどちらにも偏らず両方を適材適所で上手く使い分ける、みたいな。

 肋骨があるから迂回する。
 って表現が良いですね。巨体すぎて、もはやダンジョン。

 最後のカット。
 原作より、きついな。