三隣亡 (旧暦 師走廿一日)

 ちょっと思い立って一覧にしてみた。


1973年 原子力潜水艦シービュー号が就航。
1980年 地球防衛秘密組織SHADO が敵性UFOを相手に鋭意活動中。
1983年 定期旅客宇宙船612便スピンドリフト号が消息を絶つ。
1996年 第3次核大戦が勃発。
1997年 宇宙船ジュピター2号がアルファ・セントリー星へ向けて発進、直後に消息を絶つ。
    カイル・リースの過去介入により二年早まったスカイネットの完成と覚醒。
1998年 警視庁警備部特車二課第二小隊に 98式AVが納品。
1999年 太平洋の南アタリア島に、地球外起源と思しき謎の宇宙艦(識別コード・ASS-1)が墜落。
    第4次非核大戦が勃発。
    サイバーダイン社開発のスカイネットが自我を取得し核戦争を誘発。
2001年 木星探査のため地球から発進した宇宙船ディスカバリー号が通信途絶。
2003年 天馬博士が、事故死した自分の息子に似せた自律型ロボット・トビオを完成。
2009年 ASS-1 を修復・改修した SDF-1マクロスが進宙式のさなか、異星人と交戦状態に。
2010年 木星宙域で行方不明となったディスカバリー号捜索のため、宇宙船レオーノフ号が発進。
2012年 メガロード-01 を旗艦とする第1次超長距離移民船団が銀河系中心部に向け発進。
2015年 白鳥座宙域にて、るくしおん艦隊が全滅。
2016年 メガロード-01 との通信が途絶、以後の消息は不明。
2019年 レプリカントの反乱事件。
2020年 ケムール人がそこらにウヨウヨ?
2022年 ヱクセリヲン級1番艦を旗艦とするヱクセリヲン艦隊が凶悪宇宙怪獣の調査任務に出航。


 どれも実現してないな(つーか、実現したら困るほうが多いわ!)。

 でもま。
 アイテム一つひとつに絞ると、わりと現実になってたりするんですよね。
STAR TREK』(TOS)の折り畳み式通信機は、折り畳みケータイの形で。
 同じく『STAR TREK』(TOS)の、書類・書籍・プログラム・音声・動画などなどを記録するメディア・カード(大きさと形はコンパクトフラッシュに近い)は、SDカード。
 さらに同じく『STAR TREK』(TOS)の針無し注射器は、そのまま無針注射器だよ。
 さらにさらに『STAR TREK』(TOS)で通信士が耳に填めていたのは、まさにワイヤレス・イヤホン。
STAR TREK』(TNG)の胸章バッヂは、GPS追跡タグという形で実現。
ガルフォース地球章』で、人類の敵である M.M.E. が使役する小型ロボは、ドローンそのもの。
 攻撃ヘリブルーサンダーのウィスパー・モードも、近い機能が実現しているらしい。
 可変MSは、話題のアーカックス♪
 空飛ぶ自動車は、いろんな作品に出てるよね(間に合うのか? 大阪万博)。
 車と言えば忘れちゃいけない、三船モータース製マッハ号。オート・ジャッキは、外部操作ながらル・マンなどの競技車で実現。イヴニング・アイは軍用車両でとっくに実用化。ギズモ号は、車からドローンを操作してれば似たようなもの。この中で実現してないけど是非とも実現してほしいのはベルト・タイヤだね。これがあればオール・テレーンもスタッドレスもチェーンも要らない。
 超高速列車は全線トンネルになる、というのは小松崎茂さんが描いてらしたと思う。実際にリニア新幹線はトンネルだらけという。
ナデシコ』にあった空中に映る作業モニターは、さすがにまだだけど、映像投影だけなら今や空中に可能だよな。
 星新一さんのショートショートに、ポチった瞬間に自室に品物が届く宅配システムがあった。これも、ドローン配達で、かなり現実に近くなりつつある。
1984』の完全監視社会は、まだ実現半ば? とは言え半ばまで来ていると考えると、むしろ恐ろしいかも。

 一番大きいのは、生成AIの実用化だね(芥川賞あれでいいのか?)。
 この流れだと、スカイネットエージェント・スミスや M.M.E. の現実化も遠くない?
 いや怖いわー。