今さらに疑問なのですが。
面堂が友引高校に転校してきた初日、宙に浮くラムを見て、
「君、危ない。女生徒が空を飛んではいけない」
「ウチ、ここの生徒じゃないっちゃ」
「生徒でない君は何者だ?」
と、やりとりしてました。
ん?
面堂家の情報網ならずとも、地球人ならば、少し前に地球征服に来た鬼たちの騒動を知らないはずないのですが。
同じく。
新任の花和先生に2年4組の皆が、
「ラムちゃんは宇宙人なんですよ」
と言っても一切、理解しませんでした。
花和先生はテレビも観ないし新聞も読まないんでしょうか。そんなんで教職が勤まるんでしょうか。
などというツッコミも、相手がスラップスティックギャグ作品なので、野暮というもの。
なのでしょうね。
けっきょく、あんまり観なかったな。
全二十三話。
十話くらいまで観て、原作→アニメの忠実な変換作業に徹しているので飽きました。
それこそ原作を何十回も読み返した者としては、台詞の一言一句どころか呼吸・間合いまでトレスしたアニメではwktkできませんよ。創作とは言えませんからね。
しかも、内容がトレスであるにも関わらず、エピソードの順番はバラバラですから、辻褄が合わない部分も見受けられました。
もしもです。これが原作サイドからの圧によるものだとしたら、それは何とも罪なことを……。
まあ円盤に焼いてますから気が向いたら観るかもしれませんし、第二シーズンも録ることは録るつもりです。
にしても、なんで二十三なのかな。
2クールに三話足りないのは、スケジュール的なものなのかな。
それとも最初っから年末年始などの特別編成を計算しての数字なのかな。
スケジュールと言えば、『艦これ』。
酷いものですね。
第四話(多いよな問題発生が第四話って)がいきなり延期、その間は再放送、一月頭に第六話、二月の真ん中に第七話、そして三月末に最終第八話。しかも第六話は、録画機が追尾できないイレギュラー枠での放送だった。
グダグダですやん。
全八話というのにも、びっくりですがね。
ここまで崩れるなら、やらなきゃいいのに。
ほぼ八年ぶりの『艦これ』なので楽しみにしていたのが残念です。
え、内容?
録り溜めして一気観のつもりでしたからね。
内容については何も申せる立場にございません。はひ。
そう考えますと。
1クールだけやって。
次の1クール期間を三つのスピンオフ作品で埋めて。
四月から第2クールに入る『水星の魔女』は賢明だと、つくづく思いますよ。
とは言え、『00』や『鉄血』は2クール×2の全4クールだったことを思えば、アニメ業界の事情の変化がうかがえますね。
思えば、富野ガンダムの『Gレコ』が全2クールだったしなぁ。
スケジュールに余裕を持たせるのもまあ、見捨てられるリスクありますけどね。音楽は冒頭5秒で決める、動画は飛ばし観、映画は違法倍速、などという今の飽きっぽい層からは。
ただ、ガノタは良くも悪くも「信者」だからなー(爆)。そこを見越しているサンライズは、なかなかに狡賢い♪
ああ。
年単位で延期しといてあのザマだった『蜘蛛子さん』に比べたら、他作品はすべて許せるか。
それもそうですね。
さて。
これも年単位で延ばしに延ばして、さらに引き延ばしてる『進撃』は、さてどうなりますことか。
この手の話って。
けっきょくは作業を主に海外への外注に頼る姿勢が主因なんじゃありませんかね。
国内の製作現場を充実させれば解決するんと違います?
今の制作委員会が真っ先に売り上げをせしめて、現場には残りカスしか行かないシステムが元凶なのでは?
親方と関取が良いところ全部喰っちまって下っ端には汁しか残ってない大相撲のチャンコじゃないんですから、現場をこそ最優先で潤してあげないと、業界が育ちませんぜ?