親友をコピーしたジャマトと友情を育んでる。
と思ったら、怪物を利用するつもりで芝居していただけ、と。
道長は意外と冷静でした。
これだと、人間世界の破壊についてだけはベロバたちを手伝わないかもですね。ギリギリのところで踏みとどまる算段か。
むしろ、参謀を気取ってる大智のほうこそ、ベロバに利用されて最後はバケモンに堕ちる予感すら。
なぜ、いきなりギーツが最強の赤い狐になったのか。
ジーンが何かアイテム寄越したとか、何となく気合いだけで強化したとかの、またまた平成令和定番の悪癖ご都合主義か?
と思ったら、ちゃんとした理由付けがありました。
過去、保留扱いになっていた四人のデザ神の願いが、英寿の強い決意を受けて同時に発動し、ギーツを赤くした。
その四つの願いを遺したデザ神たちは「A」と「Ace」と「栄守」と「エース」……ってうぉいっ。
缶蹴りのときに英寿が言っていた「西暦元年」から参加してるってのは、冗談でも嘘でもなかった。四人のデザ神は英寿の前世で、英寿は彼らの生まれ変わり。いざというときのために、強化するための願いを確保しておいた。ちゃんと文面を工夫、トラップカードを伏せるが如き保留状態になるようにして。
どこまで仕込むんだよ、この主人公。
とは言え、ずっと人を喰った……いや、人を化かす態度に終始していた英寿が初めてヒーローの表情を見せてヒーローの台詞を口にした。『ギーツ』は、ちゃんとヒーロー番組でした♪
ジャマトグランプリに
ペナルティは存在しない。
協力・妨害・裏切りなど、
あらゆる行為が認められている。
ほとんど意味のないルールですが。
これは今回、偽親友を見捨てた道長の弁護用でしょうね。
しかし、これだとジャマト側には「仲間」という概念は育たないな。ジャマトを愛でているアルキメデルは、それでいいのかな?
植物って案外と、根っ子のからんだ同士で相互協力してるって、Eテレでやってたんだけどなー。