『DEATH NOTE 短編集』
大場つぐみ・小畑健/ジャンプ コミックス
タイトル通り、『デスノート』の短編を集めたもの。
「Cキラ編」だけは完全収録版(例の分厚い鈍器)にも入ってましたが、それ以外は初単行本化かな。
中では「aキラ編」が秀逸だと思います。
「デスノートを書かずに使う」方法は最高。ニアも負けを認めましたし。
ただ、後出しジャンケンされたミノルは気の毒でしかないですねぇ。
後出しジャンケンと言えば、本編でもね。ニアの切り札だけが唐突で残念に感じたものです。あれは、前もってジェバンニが“職人並み”だという布石さえあったら、と思ってますよ。
それとも、あれかな。実は松田説が真相……なんてことはないか、さすがに。
あるいは、ジェバンニ六つ子説(爆)。
四コマや幼い頃のLはオマケとして。
プロトタイプと言える「鏡太郎編」を初めて読めて、よかったです。
なるほど。そうきましたか。
あの推理作家はLの原型ですな。犯人を辿るルートがまったく同じだし、偽名(筆名)だから死なないし。
短編なら確かに便利なデス消しゴム。長編では逆に演出の邪魔にしかならないでしょうから、没になったのも頷けます。
「7年後」の様子が気になりますね。あれは、どういう意味なのか。
二十歳の太郎が魅上に似てて怖いんですよね。つか、子供時代の魅上が太郎に似ていたと言うべきか? 意図的……なのかなぁ。