アナザーライダーは本家ライダーの力でしか倒せない。
アナザーライダーが誕生もしくは復活すると本家ライダーは歴史から消滅する。
騙されないぞ。
前回のラストで、アナザーエグゼイドはジオウとゲイツに倒された。
倒された証拠は今回、タイムジャッカーの女が「最初からやり直し」と言ったから。
アナザーが倒されて一時的にせよ歴史上から消えたからこそ、小児科医がエグゼイドに変身できた。
つまり、アナザーは本家でなくても倒せる。
ビルド編で、現在のアナザービルドを何度も何度も倒しても次々わいてくるのと、えらい違い。
一時的にアナザーが消えて小児科医がエグゼイドに変身したのも、少し考えれば辻褄が合わないことに気づく。
て言うか、エグゼイドが二人に襲いかかった理由がね、アナザーになってた飯田さんを助けるため、という意見もありますが、実際のところよく判らない。何か、雰囲気だけでライダー同士の戦闘シーンに持っていった感じで収まりが悪い。
そもそもですよ。アナザーが消えたなら、攻略不可能なゲームの事件もなかったことになり、小児科医がゲーム世界に入ることもない。そして、飯田さんがアナザーになった歴史も存在しない。だから、小児科医が飯田さんを守るためにエグゼイドに変身することもない。よってジオウたちと闘う展開にはならない。はず。
脚本の都合で設定をコロコロ変える平成ライダーの悪い面が発動してますね。
タイム・パラドクスものをきちんとやりたいなら、脚本家陣の上に総括役を置くべきだと思う。
いや、白Pはダメだぞ。奴に任せたらメチャクチャになるから。
最後にソウゴが楽しそうな父子とすれ違いハッピーエンド。
と言いたいけど、これって明らかな歴史改変ですよねぇ。ソウゴの過去干渉によって、ケイスケくんは天才外科医の手術を受けられたのですから。
つまり、この先もソウゴが人助けするたびに歴史が変わってしまうかも。それこそがオーマジオウへの道なのかもしれない。
そもそも、本の人が言ったようにソウゴはドライバの使いかたを教えられずとも知っていた。そんなソウゴが「最高最善の王」を目指して行動すればするほど過去改変が重なる。もしもそれが、オーマジオウに至る道であるなら……ソウゴは、たぶん、本来この世界の住人ではないね。本の人なのか、別の誰かさんなのか、とにかくオーマジオウの誕生を目指す勢力によって、王育成に最適と考えられた時代と場所にソウゴは送り込まれた。と考えられないかな。もちろんソウゴ本人を含めて人々の記憶改変も抜かりなくね。タイムジャッカーが、あれだけチートなテクを使えるんだから、オーマジオウ勢力にとって、それくらい楽勝っしょ。
ソウゴが「王様になる」と常々言うのも、それが原因かもね。無意識下に自分が王の候補だと記憶しているのかも。
ところで、ブレイブの力は奪われなかったんだな。つか、共闘もしなかったし。
奪われなかったとは言え、エグゼイドの存在しない歴史になっちまってるから、そもそもブレイブも存在しないことになるのか。
んー、でも、エグゼイドはブレイブよりずっと後に誕生したライダーなんだよなぁ。
ああ、もう! ちゃんと辻褄合わせろよな。
次回、あのリーゼント学ラン後ろ姿は……怪しすぎる。
さすがに弦太郎じゃないよなあ、たぶん。