マイクソ

 としか呼びたくないですね、もう。

 8月14日に Windows Update から Windows 7 向けに配信されたマンスリー・ロールアップおよびセキュリティのみ更新に関して、配信直後から問題発生の声が。OSを起動できなくなるという……。
 どうやら、一部のセキュリティ・ソフトが Windows の仕様変更に対応していなかったらしく、今月の Windows Update とでケンカするとのこと。MSは「セキュリティ各社が悪い」と言いたげでしたね。とにかく、セキュリティ・ソフト側の対応を待ってから、Windows Update しろと。
 妖之佑のPCにはノートン先生が常駐しており、MSの名指しに該当します。なので、待ちましたよ。

 で、同時に、VB 関連でも問題発生とのことで。
 こちらは、17日に修正パッチが Windows Update で配信されましたが、妖之佑は↑のセキュリティと一緒に入れようと、しばし待ちました。

 そして、シマンテックが対応したと発表。
 ノートン先生を最新版にしたうえで ver. の数字を確認。OKと、あらためて Windows Update をかけたわけです。

 これで、ひと安心。
 と思いきや。

http://blog.livedoor.jp/nichepcgamer/archives/1074802426.html
(「ニッチなPCゲーマーの環境構築」さんの記事)

 曰く「KB3133977 、KB4474419 、KB4490628 の三つが未適応の Windows 7 に今月のロールアップかセキュリティ更新を入れるとトラブる場合がある」ですと。
 こんなトンデモ情報をMSは後出ししてきたという……(怒)。ノートン先生が対応してから言いますか?
 条件がいくつか提示されており、すべてに該当する場合、不具合の発生につながるということで、幸いと言いますか何と言いますか、妖之佑の環境ではメイン、サブともに起動できています。
 KB4474419 と KB4490628 は、たぶん「重要」で降りてきてたんでしょう、適用済みでした。ただ一つ、KB3133977 のみ入れてませんでした。だって「推奨」枠なんだもん。余計なものは極力入れない主義ですから、推奨は入れませんよね、フツー。

 さて、ここで問題です。
 あらかじめ↑の三つを入れていないPCに今月の更新を入れると不具合発生の危険性。となると、後から入れるのは、どうなるんでしょ?
 妖之佑のPCはメイン、サブとも、すでに今月の更新済みですよ。なにせ、ノートン先生が素早く対応してくれたから。
 このMSのタチの悪い後出しジャンケンにどう対処すきべか?
 今のところ起動できて使えてるのだから、下手にいじらないほうが良い。という考えかたもできます。が、引き延ばして、さらに不具合が出てきたら、そのときは、もっと厄介なことになるかもしれない。
 そして、KB3133977 は今現在も Windows Update の更新確認で推奨として降りてきてはいる。つまり今、更新画面を表示しているPCには使えるパッチだと言っていることになる、いちおうは。少なくとも、カタログから持ってきてスタンドアローンで入れるよりは安全(のはず)。

 仕方ないので、サブのほうに KB3133977 を入れてみましたよ。
 で、再起動のうえで、もういっぺん電源落としてからの起動をかけてみました。いちおう動いてますね。見た目では不具合なさげです。サブなので、あれこれと作業してませんから確かなことは言えませんが、入れる順番が逆になっても少なくとも起動に問題はなさそうです。
 もう少し様子を見てから、メインにも入れようかとは思います。
 が、その後で、またMSが何か後出ししてきたら嫌だな。

 今回の件、素人の妖之佑には意味不明な発生条件が並んでますが(「IA64」とか「UEFIブート」とか、さっぱり判んねーや)。
 あるいは普通に有名メーカー製PC買って、そのまま使ってる人には関係のない事態なのかもしれませんね。
 自作PCや市販品の改造PCというケースで起こるのかもしれませんね。いやホント、よく判んないけど。

 とにかく、MSの後出し行為には不快感です。作り手としてのスキルが、かなり落ちてません?(開発連中がサマー・バケーションのことで頭ン中いっぱいになってたんちゃうか?)
 他のOSを選べるものなら選びたいですねぇ。