下弦、九星陰遁始め、甲子、最乗寺道了尊大祭 (旧暦 卯月廿三日)

 OPの不意打ちに、やられたわ。
 一気に、あの頃に引き戻されたよ。

 影山……太ったな。『カブト』本編での影山は根岸の計略にはまって人間からネイティブ化、兄貴に頼んで引導を渡して貰ったはず。その死者をコピーしたというのか、ワームが。それは新説だな。そうか、太ったのは過去の死者を模したために擬態が不完全だからだ、そうに違いない。
 一方の矢さ車さんは、この十年以上をあの格好で放浪していた? それも凄すぎ。
 あの気難しいガタックゼクターが今でも加賀美(良い方向での「刑事さん」って感じになってましたね)を見捨ててなかったのは安心しましたよ(笑)。

 これまでの疑問をツクヨミが、ちゃんと言葉にしてくれました。アナザーが生まれてもオリジナルのライダーは健在という矛盾。
 そして、加賀美が訊いた「渋谷は、いつ、あんなに復興したんだ?」という疑問。
 さらには、士の言う「だいぶ時空が歪みだしている」。

 ようやく核心に触れてきた感じかな。
 そもそも、平成ライダーでも『クウガ』から『キバ』までの第一シリーズは、それぞれ別世界の物語です。いわゆるパラレル。この事実は『ディケイド』にて「九つの地球」という言葉で明示されています。
 にも関わらず、ソウゴたちは、たっくんや草加、真司や大久保編集長、剣崎や相川、トドロキさんや京介……などなどに出会ってきました。士のように光写真館での世界移動をしたわけでなく、普通に出会った。この時点ですでに論理的矛盾が生じているワケ。
 で、今回も加賀美@ガタックやら地獄兄弟@ホッパーsやらと、渋谷隕石の大災害が起こっている前提でのライダーたちが登場。ZECT の存在も加賀美が明言しました。
 でも、ソウゴたちの世界では、渋谷隕石など落ちた過去はない様子で渋谷は何事もなく。
 なので、おそらくソウゴを取り巻く人々の記憶には渋谷の壊滅もワームの跋扈もなく、一方で同じ時空にいる加賀美たちにとっては渋谷隕石もワーム事件も事実であり、またライダーに変身できることから ZECT の存在も証明される。つまり、異なる歴史が同一時間軸上に存在するということ。
『ディケイド』であれば「士があちこち移動した」で済むんですけどね。ソウゴの場合は、あっちから事件があれこれと舞い込み、それに伴って歴代ライダーたちもソウゴと邂逅する。
 そう。言ってしまえば、ソウゴが時空の収束点になっている状態。『ジオウ』の世界に、別々のライダー世界が集合している。時間軸が束ねられているのなら、ライダーの力を奪われたとしても、時間の流れが正常でないのだから因果関係も生じず、オリジナルに変化なしでも不思議ではない。剣崎や翔一が依然としてライダーだったことへの、いちおうの解答となりますね。

 ソウゴが中心と言いましたが、ひょっとするとツクヨミかもしれませんね、時空の収束点。
 ヒロインこそがキーマン。考えたら、これは基本です。
 ずっと奔走していたと見える士は、ある程度、掴んでいるようですが。

 影山の罠にかかったふりをして、まんまと目的を果たす。しかも、ウォズさんの自主的行動をも計算に入れたうえで。
 ソウゴの王様スキルが着実に成長してますね。
 やっぱり、この世界って魔王を育成するために用意されたものなんじゃないのかな。だから、歴代すべてのライダーと事件が一緒くたになってるだけで、もともとは存在しなかった世界……とか。

 そして。
「キャストオフ」の原点は、これです。断じて肌色率を高くすることではありません。
 いやー、マスクドフォームは、やっぱり良いですねー♪

 予告編の士がコックなのに爆笑した。
 おまえ、まだそんなこと、やってんのかい。
 いや、まあバスの運転手やってたけどサー。





 タイトルって『ちゃんちゃんこの呪い』でしたっけ?

 アニエスの前口上まで頂戴して仰々しく格好良く登場したラ・セーヌが瞬時に三枚目キャラへ転落するとは思いもせんかった。
 で、三流モンスターとして鬼太郎に、いいようにあしらわれ、最後は石動に喰われてしまう。
 て言うか石動よ、美味しいトコ取りのハイエナ根性はまあいいとしても、犠牲者を減らす努力してないだろ。ラ・セーヌの犯行そのものは放置してたろ。ざけんなよてめー!

 ようやく四将の話に戻ったかと思いきや、バックベアード様復活の予告まで。
 四将の脱獄とバックベアード様の復活計画とが関係しているということかな。日本側の手引き者は、いよいよ、ぬらりひょんかもしれんな。

「カミーラが世界中の吸血妖怪に命じている」とは、さすが最上級の貴族。
 彼女の上となると、もうドラキュラ伯くらいしか、いないからね。

 主に忠実なマンモスが人間というのだけは納得いかん。
 あいつ、人にしては強すぎやろ。

 予告編。
 シルエットになってるがな。
 半魚人が何か捧げている階段の上のメイドは……あいつだかんな。