(旧暦 如月十三日)

 生身の相手に攻撃かましたライダーって、王蛇くらいしか思い出さないぞ。他にあるとしても、悪ライダーだろうしなー。なのでゲイツ、それはダメだ。
 まー、ウォズさんが“生身”と言えるかどうかは、さておき(笑)。
 バラけたページのおかげで『逢魔降臨歴』が本当に紙の本だと判って安心。あの後、ウォズさんは一枚一枚拾い集めて綴じなおしたんだろうか?

 一週間、待たされたわりには未消化のままでイライラ継続(苦笑)。

 判ったことは。
 帽子のスウォルツは陰謀に着手したあたりの、ソウゴともツクヨミとも面識のない(ひょっとするとオーラやウールと組んでもいない)頃のスウォルツと思われ。苺狩りツアーは、王の候補を選ぶためのスウォルツによる仕込み。2000年生まれに何か意味があるらしい(平成ライダー開始の年?)。「オーマジオウは 2000年生まれ」という事象が確定しているから、候補者の生まれ年だけは妥協できないとかかな?
 ツクヨミは、バス事故の真相を知るために同乗しただけで、ゲイツの見たシーンである銃撃はバスジャック犯スウォルツに向けたものだった。
 そして居合わせた士は、例のオーロラを使ってツクヨミや子供たちをバスの炎上から救った(親御さんたちはスウォルツに時間を止められていたため、士のオーロラで移動できなかったのか?)。しかし咄嗟だったため、ダイマジーンが街を破壊する世界(オーマの日?)に飛んでしまった。ソウゴが夢に見たのは、このときの記憶。おそらく、ここでスウォルツがソウゴに「王になれ」と言った。
 あれ? でもバス事故の生存者ってソウゴと飛流の二人だけじゃなかった? 違う? まさか、ダイマジーンが暴れるあの街で他の子供たち全員……?

 こうなると、スウォルツがオーマジオウ生誕の元凶とも考えられますし、一方でオーマジオウとジオウは別人という説も依然として成立しますね。あるいは、スウォルツこそが後のオーマジオウってのもアリじゃね? 時間移動できるんだから、2000年生まれであっても、大人の姿で 2000年に居て無問題だし。
 まだ判っていないことも多いので、じれったさが、さらに一週間延びることに。(;^_^A

 士があそこにいた意味を推測しますと。
 いつものように「苺狩りバスの運転手」という役割と制服(笑)を与えられて、この世界に来た。そして、スウォルツの謀略に遭遇し、事故に巻き込まれた。
『ディケイド』本編に倣うなら、次回あたりで「だいたい判った」士は、自分の意志で行動を開始する。その行動……いや「俺の計画」こそが「ウォズに招かれてジオウと敵対する、ネオドライバーを使うディケイド」の言動あれこれであり、士なりにスウォルツの陰謀に干渉しようとしている。ってなところ?
 といった感じで、現時点での妖之佑の解釈としては、運転手の士はジオウに会う前の士だと思います。

 ウォズさんが白ウォズからドライバーを奪う方法は、なるほどと感心しました。「ウォズのもとに」なら、白ウォズでなくても成立しますよね、そりゃ。
 ただ、いきなり使いこなせるかどうかは……ね。
 て言うか、仮面ライダーウォズの力もウォッチで奪えるとは思わなかった。便利すぎやろブランクウォッチ。やっぱりタイムジャッカーはチートだわ(笑)。

 にしても、今どき、まかない付きの下宿なんて、大叔父さんは古風ですよねぇ(修理してた洗濯機って二槽式だなたぶん♪)。
 と言いたいところだけど、実は平成ライダーには、このパターンがわりとあるんだよね。まあ、はっきり入居者募集をかけたのは大叔父さんくらいだと思うけど。





 充分に上げてから一気に落とす、は基本中の基本。
 この方面では流石ねずみ男の嗅覚。伊達に、さんざっぱら人間の悲喜こもごもを利用してきてないですね。

 一気に動きだしましたな、名無し。まさか、まなママを利用するとは思わなかった。あの展開すべて想定どおりだろうから、鬼畜なことを。
 悔しいが、あの社長ぶりは上手い♪ 口調が少々胡散臭かったのも含めて、外国人のニワカIT系社長って感じがよく出てたよ(笑)。
 あー……前に「名無し」を「名も無き」からの歴史に埋もれた庶民たちの無念が集まったものか? と推測したけど。こりゃ違うな。
「名無し」はストレートに「名無しさん」なんじゃないかな。とすると、ネットを扱うスキルが高いのも当然。縊れ鬼のときにもアプリを悪用してたし。
 つまり名無しは、匿名をいいことにの誹謗中傷や罵詈雑言など悪意ある無責任な発言つまりは電脳世界に溜まりに溜まった邪念が一つに集まってバケモノ化したものなのかも。そう思うと、これまで何度かあった、人々や妖怪たちから出てきた黒い霧のようなものを名無しが吸い取るシーンが、それっぽいよね。
 となると名無しは標的が決まっていない無指向性の悪意そのもので、だからこそ、すべてを憎んでいる? 名無しがチートばりに万能なのは、ネットで生まれた存在だから、ネット上の情報すべてが名無しのもの、ということかな。五芒星のこともネット情報からだろ。

 ねこ姉さんもネットに詳しいんだから、まずは、あのゴミチューバーの自白動画をアップしてから行動すべきでした。
 まなに「嬉しかった」と過去形で言ったことから決別は決まっていたんですが……あんな別れは、ないよ。(T_T) 前回の、お雛を倒した力が伏線だったとは、まいったな。orz
 この後まなは、どうするのか。いや、どうなるのか。つーか、まなママのことを考えれば名無しにとって手駒にするのは容易だろうから、五芒星の完成と同時に戦士にして鬼太郎にぶつけると思われ。名無しにとっては、どっちが勝っても共倒れでも全然OKなんだろうし。だって、負けたほうは滅びるし、勝ったほうは生涯苦しみ続けるし……。
 そのうえで、ねこ姉さんのことを知った鬼太郎が、どう動くのか。
 いよいよクライマックスへの怒濤の直滑降か。

 さて。
 四月からは新章になるそうなので、今月中に名無しとは何らかの決着がつくものと思われます。
 となると、ねこ姉さんの去就が信者(笑)としては気がかりなのですが。

 安易に復活してハッピーエンドは、さすがにないんじゃないかな。
 やれば「でえじょぶだ、ドラゴンボールで生き返れる」レベルの安物展開だし、何より、他の退治された妖怪たちと違って、ねこ姉さんは魂まで消滅した。これって、何百年後の復活すらできない状態じゃない? つまり妖怪学校の、たんたん坊たちみたくは、いかない。

 このまま完全退場というのも「妖怪と人間が近づきすぎた」ための悲劇的結末としてアリですが。その場合、まなも退場せざるをえないうえに、まなの人生が明るくない……ああ、ダメだなそんなの。
 一つの解決方法としては、記憶操作できる妖怪に頼んで、まなの鬼太郎たちに関する記憶をすべて消してもらうこと。それしかなかろ。まなは鬼太郎など知らず妖怪を信じていない一年前のスタンスに戻る、と。そのうえで、ママが怪我で済んでいれば、あるいはこれまた妖怪の誰かが蘇生してやれば、なべて世はこともなし。鬼太郎は、まなの元気な日常をひっそりと確認してカロンコロンと立ち去る。まなは下駄の音を聞いたように感じたが、あまり気にしない。そんなふうかな。

 あるいは。
 原作『墓場の鬼太郎』の寝子さん(猫娘の原型に位置するキャラクター)にちなんで、鬼太郎が地獄へ、ねこ娘を迎えに行く?
 新章のサブタイは「地獄の四将編」と公式発表されているので、何らかの形で地獄が関わってくることは、まずまちがいないでしょう。その中で、ねこ娘も再登場する可能性は、ある(蘇れるかどうかは……はてさて)。
 だとしても、やっぱり、まなは退場濃厚かな?
 とは言え、新章の新キャラは目つきの悪い男子しか紹介されておらず新ヒロインはいなさそうなので、まな続投かも。
 まな続投なら、ねこ姉さん再登場は、ほぼ必須。
 んー、判らん。