(旧暦 睦月十三日)

 サイン、コサイン、タンジェント
 懐かしい。けど、もうサッパリ判らん。

 仮面ライダーキカイは、まちがいなく『人造人間キカイダー』をモチーフにしてますね。
 だって、あのジーンズ姿に幅広のベルト、必殺技が「ジエンド」、そして中の人が沢芽市にもフラリと現れたジローだという決定打。ついでに「破壊」だの太陽光発電システムだのと特盛りサービス♪
 首や腕が動くたびにキュイキュイいうのは、『ウルトラマンマックス』のエリーを参考にしたかな? そう言えば、シュワちゃんは『ターミネーター』やる際に、人に化けたロボットの動きを表現するのに、かなり苦労したそうですね。あれも効果音という手を使えばよかったのかも。

 オバちゃんと爺ちゃんの動きがキレッキレなのにポカーン(歳取っても身体のあれこれを維持する。素晴らしいことです)。
 いや、よく考えれば怖い世界ですよ。普通に行き会った人からいきなり「おまえは機械か? 人間か?」と問われて襲われるって、とんでもねー。

 で、2121年の地球は機械が支配、人類は壁の中に引き籠もって辛うじて生存してい……あれ? これ何て進撃?
 まあいい。
 言ってしまうと、よくあるパターンのディストピアですね。『ターミネーター』のネットスカイや『マトリクス』のエージェント・スミスに相当するのが、ヒューマノイズであると。
 なぜ同じ機械であるレントがヒューマノイズに敵対して人類に味方しているのかは……まあ良心回路なんだろうね。で、充電システムを介してハッキングされた、と。

 完全に白ウォズ側についたツクヨミ
 何かとソウゴを気にかけて世話焼くゲイツ
 この割り切りの度合いですね。男女の差が、はっきり描かれていて面白いです。

 一方のタイムジャッカー側も亀裂が生じ始めているようで。ウールを生け贄にされてオーラが怒った様子ですからね。
 スウォルツは仲間にすら「意見は求めん」とのこと。これは、あかんやろ。
 あのフェイスハガー……きめぇ。

 アナザーキカイの姿は、金属製の機械であるキカイに対して木製の道具といった意味なんでしょうか。ちと判りにくい。
 元々契約者がいなかったのは、仮面ライダーキカイが人ではないからということね……ん? でもレントはキカイそのものなんだから、力を奪うってことは……? つか、そもそもアナザーキカイを生み出したのは何者なのか、という謎がある。うーん、白ウォズみたく、あっち側の三人組が出てくるとか?

 とりあえず、みんな気づこうよ。
 白ウォズ側の世界線を進むと百年後には人類絶滅の危機なんだということに。





 なんつか。
 アツシの年齢を推測しても、彼の子供の頃って少なくとも十五年は前っしょ?
 その頃に、あんなケツ顎ヒーローって……解せぬ。七、八年前くらいならアメコミヒーローの実写映画化という方向で逃げられるんだが。

 あの事務所、ぜってーヤバいだろ組だろ。

 のっぺらぼうもスマホを使う時代ですか。
 ねずみ男のはヒビ割れてたけど、他の妖怪たちは綺麗なスマホですねー♪

 成長するにつれ妖怪が見えなくなるのは、手塚先生もやっておられました。
 でも、見えないだけでなく忘れてしまうのは淋しいですね。

 ユウが意外にもワゴン車だったのは……すぐに解答が出ましたね。怖っ。

 顔がなくて友だちのできなかった、でも“自分”を持っていた、ののくん。
 顔はあるけど、自分自身を偽ってきて、ついには見失ってしまった、あっくん。
 雨降って地固まって良かった良かった。

 アツシは移籍してヒーローオタクアイドルに転身とあるけど、あの組とトラブらなかったのかな?
 と思ったけど、よく考えれば、イケメンのユウが行方不明になってはアツシに用など無かったんだろう、だから引き留められなかったんだろう、と気づいた(笑)。
 いやそれよりも、ユウのファンが大量に消えてるからな。じきにガサ入れされるぞ、組。

 オイラにもスマホは必要ないから、鬼太郎とナカマー♪
 ついでに自分を偽ってない。おかげでカネも地位も名誉もないぞ。