大つち (旧暦 文月九日)

 久々にポメラを引っ張り出してみたところ。

 下半身がベッタベタのネッチャネチャ……。

 お定まりの加水分解でございますがな。orz

 この DM10 、買ったときに、下半分になされてある滑り止め目的らしいラバーっぽい仕上げが気にはなっていたのですよ。
 でもねぇ……この平成で二十一世紀な時代に、まさか日本のメーカーが加水分解を考えずに外装を選ぶか? と思ったのです。

 が。
 その、まさか。
 しっかりベトベト。昭和の時代に乱発されていた家電品の電池室の電池おさえ、ラジオやラジオカセットの専用ケース、高級スピーカーのエッジ、カメラの遮光シーリング、樹脂製カメラのグリップ……等々。平成でも二十世紀だと車のウレタン内装あたり(JA11 とか酷いものだった)などと、同様の悲惨な有り様でございますわ。

 キングジム、大馬鹿だろ!

 と言っても反論できますまい。
 100円ショップなどの安物ならいざしらず。そこそこの価格の品を設計する段階で加水分解する素材を排除しないのは、もう作り手として失格です。

 無水アルコールで拭き取るという方法もあるにはあるそうですが、それでも綺麗になるかどうかは怪しいし、破壊神な自分だとゴシゴシやってるうちに折り畳みキーボードとか壊しそうだ。
 機能・性能面でも、初代である DM10 は、いろいろと不満ありだしなぁ(それが理由で使わなくなった)。

 うーん。買い替えるしかないのか?
 とは言え、現行機種は DM25 と DM100 だけで。
 しかも、DM100 は微妙に値崩れ&微妙に在庫稀少状態。一方の DM25 は、どういうわけかメッチャ高い!(こっちも品薄?)
 この状況って、そろそろ新型が来る兆し?
 いや、仮に新型出ても、新発売時は高くて買えねーっつーの。
 も少し待って、新型登場のタイミングで DM100 を底値で買うのがいいかな? それまで在庫が残っていればだが。
 あるいは中古?

 要るときに、これだから困ったものです。
 とにかく、あらゆる品にて、もうラバー仕上げとかは絶対に、やめてもらいたい。
(同じ理由から、Gショックのプレミア品に手を出す人の気が、失礼ながら知れないんですよね〜。十年も経てば悲惨な末路が約束されているというのに……)