(旧暦 弥生九日)

 実は三月中に、やっちまってました。

 ProBook 650 G1

 新PC。

 ProBook 650 G1

 それも国産!

「ヒトミちゃんG」と命名しました♪
 機種は、hp の ProBook 650 G1 。例によって事業者向けモデルです。なーんも入ってません。セットアップが済むとデスクトップに「ごみ箱」アイコンのみ。潔くて素敵ですね。
 五年半前かな、ヒトミPP(ProBook 4520s)購入のときに感じていた不満のほとんどが改善されていて、嬉しくなりました。

 ProBook 650 G1

 ああ、“三メートルの宇宙人”は気にしないで(笑)。

 いきなり目立つのが、これね。「G」「H」「B」に囲まれたパーツ。
 判る人には一目瞭然。その名を「ポイントスティック」と言うそうで。そう、ThinkPadトラックポイントと同種のものです。
 違いは、トラックポイントが凸形(フラットにするための追加パーツもあったよな)なのに対して、ポイントスティックは凹形をしている点。操作感覚は特に ThinkPad との差を感じません。使いやすいです。

 ProBook 650 G1

intel 入ってる」シールの隣にあるのは指紋センサーです。使う気ないけど。
 何より、タッチパッドが大きく改善された部分だと思います。
 4520s ではパッドもボタンもパームレストも段差がないバリアフリーのせいで、ブラインドでは「どこ触ってるか判らん」状態でしたし、タッチクリック前提で作られたクリックボタンが物理的には固くて固くて腹立ててましたが。
 G1 は、ごらんのとおりパッドに段差があるし、ボタンは別パーツ構成で完全独立している。しかも押した感じが丁度良いバネ具合。タッチパッドでの、こーゆークリック感は何年ぶりでしょう。ちなみにボタンが上下にありますが、上も下も同じ左右クリックのみです。プロパティで中クリックとかにできんかと探しましたが、妖之佑には無理でした(汗)。まあ、↑のポイントスティックとの連動で上側にもある、ってことでしょうけどね。

 4520s ではパームレストやカバーがヘアライン黒だったのが、G1 のカバーはマット黒、パームレストはメタリック銀になりました。メタリックは目に来ますが、ヘアラインみたく汚れが目立たないのは、いいかな。写真で見るよりも白い銀メタで、使用時にはツートン色になります。昔々、hp に吸収される前の Compaq の Presario(TOKIO の五人がCMやカタログに出てた)が、こんなツートン色だったよーな記憶があります。
 ただ、カバーのマット仕上げがね。何というかポメラの下半身を思い出してしまい……まさか後々にポメラの悲劇みたくならんよな? と多少の不安はありますよ、ええ。

 面白いのは、4520s と G1 とで、光学ドライヴの位置が真逆、それに伴って排気口の位置も真逆、という事実。
 4520s ではドライヴが右にあったため使うたびにトラックボールを移動させる手間がありましたから、これも(右利きユーザーには)改善と呼べるでしょうね。

 そして、もっとも改善されたと感じたのは、裏蓋です。そう、メモリ増設のためのアクセス。
 4520s や、さらに前の愛機だったヒトミちゃんP(Compaq nx6310)でもそうだったのですが、メモリを増やすためだけに、ネジをいくつもいくつも外してーの、裏蓋を開けてーの、またネジ外してーの、キーボードを開いてーの、という「分解」作業を要しました。これが、なかなかに面倒で嫌だった。(;^_^A
 G1 の裏側を見ますと、バッテリー着脱用スライド・ボタンの隣に、おんなじ形のスライド・ボタンがありまして、これが実は裏蓋を外すためのもの。で、スライドさせると裏蓋が、ごっそりと外れます。ネジ回し不要で実に簡単にメモリ・スロットやらファンやらにアクセスできます。これですよ、これ。これを待ってたんだ(写真は撮ってないです。はひ)。

 キーは相変わらずのタイルですが、これはまあ最近の流れですので仕方ない。
 ただ、形状が角を落とした丸みのあるものになったので、多少なりともミスタッチは減りそうです。

 一方で改悪かな? と思える部分も。

 ProBook 650 G1 ProBook 4520s

 左は G1 の、右は比較用に 4520s の写真です。
 ひと目でお判りでしょう。どちらが矢印キーを扱いやすいか、どちらが押し間違いしやすいか。
 それと、10キーとの距離も、この写真で判るかと思います。G1 は近すぎますね。実際、エンターしようとしての 10キーへの誤爆が頻発してます。orz

 キーの腰は、4520s に比べて柔らかいです。
 これは好みと慣れの問題ですが、妖之佑には少々腰砕けに感じます。やっぱりキーはパンタグラフ式ですよね♪

 あと、裏側の問題として。
 これ、専用ベースに直付けするためのドッキング・ベイが剥き出しになってるんですよ。で、使わない人のために綺麗にはまるプラ蓋くらいあってもよさそうなのに、何もない。
 妖之佑は夏対策に、ノートPC用の冷却ファン台を下駄として使っているため下からも埃が行きますからね。剥き出し状態の端子群が今から心配です。

 欠点でもなんでもなく、特徴と言うべき点ですが。
 SDカードを直には使えません。カードリーダーが必要です。
 その代わり、ICカードは直差しできるんですよね。あたしゃ使いませんけどー。

 液晶が 15.4 なのに 1920×1080 なんですぜダンナ。びっくりです。
 おかげで、こんなこともできます。

 ProBook 650 G1

 フリーの「VerticalEditor」で縦書き設定を一行四十文字にして、ご覧のとおり。これは楽しい。
 ただ、ゲームをしようとすると窓が小さくて、いちいち目に厳しいのが難点ですね。設定で 1600 とかにすると今度は文字がエッジぼかしみたくなって見辛いし。
 どうするのがいいのかな。


 実は、これ。Windows 7 32bit なのですよ。
「今さら、なんでそんなOSにした!?」と叱られそうですが…… 10 にどうしても馴染めなくてね。で、8.1 pro のダウングレード権を行使した、7 pro プリインストール・モデルに落ち着いたワケ。これなら、2020年に 8.1 のメディアでリカバリ&メモリ増設すれば、その後も三年は使えますから。両方足して六年の使用なら、ノートPCとしては充分でしょ。
 まー何よりも価格がお値頃だった。というのが選んだ最大の理由ではあるのです(爆)。

 逆に、三年後にリカバリ必須というのは、今から気が重いです。(;^_^A
 何せ今回は、なぜか前回よりも旧マシンから新マシンへの環境移行に手間取りましたからねぇ。いちおう使えるようにするまで一週間、軌道に乗るまで更に一週間、合計で二週間かかりましたよ。前は、わりとスムースに行ったのに、なんでかなぁ?
 ブラウザやメーラーの引っ越しには、こちらのサイトさんが、たいへん参考になりました。

「歌うキツネ」さんです。

 こんな所からですが、御礼を申し上げます。
 本当に助かりました。m(_ _)m