(旧暦 葉月廿八日)

 前半は、ひたすら孤独な闘いの末に白馬の王子様が颯爽と登場♪
 後半は、仲間と一緒に、しかも最後は全員集合で大盛り上がり!
 二期『S』も王道で〆てくれましたね。

「目を合わせちゃいけない」集団までもが、なりゆき横やり参戦というのもセオリーっちゃセオリーですね。
 追い詰められたエリートがヤケになって暴走もセオリー。
 クライマックスが高い高いところに上がって、そこでやり遂げて自由落下ってのは……これもセオリー?
 妹たちも「絶妙のタイミング」で参戦、さりげなく自己主張してるしー♪

 ラス前、さすがに佐天さんの金属バットだけはないだろ、と笑ってましたら最終回、ちゃんとバットにもタゲ取りという役目があって、恐れ入りました。
 第一話(もう半年も前のことですなー)の冒頭に思いっきり存在感をアピールした食蜂さんが、その後まったく音沙汰なし。にも関わらず前期OPには1カットを確保していたのは何なんだろ? と思っていましたら、最後にそういう役割がありましたか。そのための伏線として1クール、つまり三ヶ月間あの1カットを観せられ続けていたわけですね。まいりました。

 ところで布束さんのあのゴスロリって……趣味ですかそうですか(フェブリに着せたのも、自信あってのコーディネートなんだな、きっと)。

 そして。
 とんでもない権限を持ってそうな、あのリアル・ゲコ太って何者……?



 いくら頭の良いエリート集団とは言え、知性を持つ人型人工生命体を作ってしまうというのは、しかもたかが学生どもがやってしまうというのは、SF考証的にも、いささか技術が突出しすぎなきらいは感じます。組織だって行われていた“妹たち”の計画とは求められる技術レベルが桁違いですからね。
 そもそも、あの「学園都市」という設定からして、個人的にはウソ臭すぎて、ために元である『禁 書目録』には面白味をまったく感じない人です。
 反面、『超電磁砲』には活劇の面白さがあり、それが「学園都市」なるクソ設定なんか踏み越えて、大きな魅力を爆発させているのだと感じます。
 退屈すぎて数話で見限った『禁書目 録』に対し、『超電磁砲』は中だるみなど見せずグイグイ引っ張っていってくれました。できることなら三期もお願いしたいですね。

 OP主題歌も良かったんだよなー、二期の後期以外は。
 一期の二曲(CD買った♪)と二期の前期分は、かなり気に入ったのですよ。なのに、二期の後期はシャリシャリ感が耳障りなうえに、コード進行がそれまでの三曲とは違って感覚的に微妙。
 なんでかと思ってましたら、二期後期分だけは、あの御大が参加してたのねん。道理で違和感あるはずです。余計な経費使わなくてもよかったのに……。まあ、御大のファンの人には嬉しい要素なんでしょうけどねぇ。

 とりあえず二期の前期OPはCD買うかな♪