(旧暦 長月十日)

 メドゥーサが三人いるんじゃなくて、ゴルゴン三姉妹だからな。
 メドゥーサは、たしか末っ娘で唯一、死ぬ。姉二人は不死であり、そのことをアテナから助言されたペルセウスは、だからメドゥーサの首を斬った。
 この生首は生け贄にされていたアンドロメダ救出に利用された後、アテナに献上されイージスの盾に取り付けられた。これによって、イージスは攻撃属性を兼ね備えた最凶盾となる。
 というのはギリシャローマ神話であり。
 実はメドゥーサは、その前の土着信仰の女神だったという説がありますね。慈悲深い地母神だったらしい。あちらには目を模った「マティ」という御守りがありまして、一部にこれを「メドゥーサの目」と呼ぶようです。魔除けのために、あえて恐ろしいものを使うというのは、日本でも鬼瓦などの実例がありますが、ここはメドゥーサが信仰され親しまれていた名残と解釈したいですね。
 そんな地母神がオリュンポスの神々によって恐怖の怪物にされてしまった。基督教や佛教が経典の中で、それ以前の古い神々を魔物扱いするのと同じです。
 メドゥーサは、その後、さらに基督教によって再度の迫害を受けます。イスタンブールの地下宮殿の貯水池に逆さに据えられた石像の頭部が、それ。ギリシャローマ神話の力を邪教として封印する意図があったのでしょうか。
 そんなこんなで、蛇女はメドゥーサだったのか。目力で相手を石化させるんだから気づけよ自分。
 とりま、大切なものに気づいた飛羽真はアーサー王の力を使いこなすことに成功。つーか、アーサー王の剣が巨大ロボになって、セイバーはそのロボが握る剣になるって……斬新ではある(ちょっとだけ、ZZガンダムを思い出した。コア・トップのコックピットね♪)。けど、近年のライダーは巨大ロボがデフォになって、これじゃ戦隊と区別つかんくなるぞ。ただでさえ、『聖刃』は悪と闘う組織という構図だから、余計に戦隊色が強いのに。
 カリバーが賢人の父親というのは、どうもミスリードっぽい感じになってきましたね。とすると正体は、もう一人のほうか?
 モブ市民として悲鳴上げつつ石化、事件解決で元に戻って腰抜かしてた二人組は沢芽市のパティシエ師弟。新作のプロモだったようで。懐かしいな。





 桜子さんが論文書いてるPC画面、縦書きでびっくりした。
 OPが変わった。
「二日で百八十人」だの「ゲームの権利」だのと、つまりグロンギのしていることはスポーツ・ハンティングというわけですね。それも許可制の。で、あの腕輪か。あれは標的を数えるカウンターなんだな、たぶん。
 紫は全身が硬いと思ってたら、硬いのは鎧の部分だけでしたか。それは注意して闘わないといけません。
 タトゥーの男がやけに流暢に喋ると思ったらば、未確認生命体に憧れる、はみ出し者でしたとさ。かつて、ゴルゴムを崇拝していたクズどもも、いたっけ。あの男、五代に礼も言わなきゃ反省もしないし治療に臨んだかどうかも判らない。すんごい放置ぶりで。
 放置と言えば、あの飛んでっちまったクワガタみたいな遺物も放置、次回に引っ張るかー。
 車の運転に目覚めたグロンギもいて、いよいよ文明を吸収し始めましたね。安全運転の腕章は井上ギャグなんだろうな。井上御大も、この頃は笑いの匙加減が控えめだったんだなぁ。この後、数年もしたらキャラや物語を崩壊させる勢いで寒いギャグを滑らせまくるようになるんだな……。