庚申、初伏 (旧暦 皐月廿六日)

 f:id:mitaayanosuke:20200716004920j:plain
 © Project シンフォギアGX
 
 あのときは、きっと魔が差していたのでしょう。迷わずポチッてしまったクリアファイルとアクリルストラップです。
 イラストは、もちろん我らがヘッド奈々による「武士ノイズ」。劇中では風鳴翼画伯による会心の出来とされてましたよね♪
 この絵によって、ノイズの概念ブチ壊されたのをよぉーく憶えてますよ。
 つか、買ったはいいが使い道ないんだよなこれ(爆)。



戦姫絶唱シンフォギアXV』


 これも録ったまま放置してたのを、ようやく一気観。

 何せ、ほぼ一年前の録画分ですからね。(;^_^A
 普段に輪をかけての駄文なので、もちろん畳んでおくのです。


 いちおう、この五期で完結なのだそうですね。とか言いながら、またそのうち続編やるんちゃう?(笑)

 完結編だからなのか、あちこちに過去作品の要素を盛ってきていて、これがまた楽しい。
 特に、オートスコアラー四人衆の再登場は胸熱。あの最凶の強敵が間接的にとは言え味方してくれる、しかもちゃんと“再生怪人のお約束”に従って出しゃばりすぎない。廃棄された予備ボディつまりガラクタを素体にした&ガス欠だったから弱かった、というのは巧みでした。あいつらがベスト・コンディションだったら、いくら“おれたちゃ怪物三人組”が完全体でも惨敗したはず。
 翼さんがギスギスしてたのも一期を思い出させてくれますし。未来が敵側になるのは二期だったかな。
 四期だったかの、あのマッパ変態男も、司令室モニターの過去データ画面にシレッと♪
 一方で、博士は完全に故人になってるんですね。きっとクライマックスにサラッと湧いて出て美味しいトコを攫うものと期待していただけに残念です。

 五期に至って、一期からのあれこれがすべてリンクしていたこと。これには、びっくりです。よくまとめたなぁ。
 フィーネ……いえ、了子さんの存在は大きいですね。

 五期に限って言えば、あのクソジジイが何もしなければ起こらなかった事件。七万人のコンサート観客も死なずにすんだ。クソジジイは死刑でも足りんだろ。
 あのクソジジイ、けっきょくは風鳴家がセンター取れないことに苛ついてただけなんだろうな。事件解決のたびにビッキーが主人公ポジなのが気に喰わなかったんだろうな。何が防人だ。ケツの穴の小さいジジイが。
 あー。すると今後は、日本政府にとっての風鳴機関は、エゥーゴに寄った連邦にとってのティターンズみたいな扱いになるのかしらん? それとも、本家の屋敷も崩壊したから、黒歴史として抹消されるかな?
 クソジジイは、あの怪物三人組を懐刀として雇えば良かったんだよ。それで満足していればね。まー、それだと物語になりませんが(爆)。

 しかしですよ。
 日本刀だけで天羽々斬とタイマン張れたクソジジイを見ても。どんな窮地でもシレッと生き延びてる緒川にしても。防人の家と忍者の家だけで、怪獣退治できそうなんですよねー。
 そうだよ。了子さんが男性用ギアを開発してくれてたら、それで丸く収まったんだよ。な?

 変身シーンは、五期が一番力入ってますね。
 あのバンクは繰り返し観る価値がある。特に、おっぱいリロードは宝♪(クリスの中折れ式拳銃、1/1の模型にしてくんないかなぁ)

「いや、そんなことしてる場合じゃないだろ」ってなタイミングでギャグ入れてくるのも、シンフォギア・クオリティ。
 お姉ちゃんの武器が鞭だと思いきや目盛りの付いたメジャーで、しかもそれでウエスト捉えられたビッキーが何気に恥ずかしがる、とかね。
 怪物三人組の獣耳の「ガンス」もギャグだろ。コウモリ娘の「オープンバット」は、あれだよな。
 どうしても笑ってしまうメカ満載(気づいただけでも、004、マジンガーZ、アフロダイA、ガンバスター、十徳ナイフ)の、お姉ちゃんは超合金にしてほしいところ。無茶でも期待するのであります。

 このシリーズ、敵や脇役も贅沢だったんですよねー。
 故人キャラに江戸川コナンとか、天たまとか。
 敵ボスが峰不二子とか、17歳とか、キョンとか。
 ダメ親父に、まさかのモモの字とか。
 フィーネさんの彼氏にトランクスとか。
 そう言えば、ミスターXならぬ蕎麦喰いの事務次官、今期は出てこなかったですね。完結編なのに、ちょっと淋しい。
 そして五期のラスボスに、まさかシビュラ・システムもとい多次元プリンター・ザットいやさ天道あかねを持ってくるとは(爆)。

 そしてそして。四期でもそうでした。
 演出が頑張っての余韻を完膚なきまでにブチ壊す、あのCM。
 あれって、円盤に収録されてないのかな? されてないのなら、もったいない。



 もったいないので、文字に起こしたものをここにメモっておくのです。

(↓以下、メモメモ↓)

#1
「南極で歌を歌ったらミイラが出たぁ……って、いったいどこのスポーツ新聞だよー。これって学校でみんなに言っても鼻で笑われちゃうパターンだよね。まぁ決まりで誰にも話しちゃいけないんだけどさ」

#2
「どーも! 今回のCM担当、俺たち」
「あんな事件の後だと、やり辛いですね」
「家族みんなで楽しめるという作品コンセプトは、いったいどこに」
「ん? 僕の知らないシンフォギアの話ですか?」

#3
「ガンス」
「あ、ざまーす」
「と来れば、あとはやっぱり……」
「なになに? 二人して何の話?」
「いンや流石に無理があるぜ」
「それでも! 期待せずにはいられないであります!」

#4
「ついにノリと勢いで故人の歌声まで流れ始めたシンフォギア。戦いながら歌うって大変ですね。僕は本部で難しい事を言ってれば歌の現場に引っ張り出されないので本当に良かったと余裕ブッこいてます」

#5
「正直しんどい。綺麗で頼れる先輩キャラは、いったいどこに? この仕打ち、以前に待遇改善の要求をした反動ではあるまいか? もう今さら昔の、めんどくさいわたしに需要など……え? 需要はある? そんなぁ」

#6
「いやいや待て待て空耳ではありません。耳の穴かっぽじって聴きなおして。あれは、どう聴いても Apple でしょ。って言うか、あなたには違って聞こえてるってこと? こーわい怖い! それじゃホラーよ脅かさないで! なーんてね」

#7
「派手に復活、地味に退場」
「それが、わたしたちの心意気ですわ」
「でも、もったいないゾ。関係者に出番を増やすよう交渉もやむなしだゾ」
「そう言えばガリィは?」
「あたしいるよーここにいるよー」
「「「ならよし」」だゾ」

#8
「オッス、我シェム・ハ。クーッ、やっぱシャバは最高だー。とか思ってたら、おかしな連中に詰め寄られて大ピンチ。次回『シンフォギアXV』、「平気へっちゃら」よりも「****ッチャラ」。絶対、観てくれよな」

#9
「観覧車での意味深発言に船が爆発したり、家庭のすったもんだに変なのが地面から生えてきたりと、ついに背景までもがツッコミ入れ始めたぞォこのアニメ。様子のおかしさが歌って戦うどころじゃないってェ」

#10
「オヤツの準備もできないままに強いられた突然の月旅行。あの日、お気楽に旅行雑誌を眺めていたのは月に行くためなんかじゃないのデス。ああもう、これからは難しい話のときは、おとなしくしているデスよお」

#11
「舞台は月。遠く離れた月遺跡。みんなとはぐれてバラバラになって、気がつけば切ちゃんと二人きり……二人っきり? 頑張らなきゃ、うん。何はさておき頑張るぞ。よしっ」

#12
「負けないでマスター、頑張って」
「みんなで草葉の陰から応援してるんだゾ」
「派手に行け、奇跡の殺戮者!」
「よっ、絶唱七十億、一人称が俺、ヘソ下あたり」
「おい誰か馬鹿にしてるだろ!」

#13
「さよならって、ちょっと照れくさいよね。だから、またいつか。約束だよ」

(↑以上、メモメモ↑)

 さすがにラストだけは空気読みましたな(笑)。