(旧暦 葉月十二日)

 夏休みが短く八月下旬には二学期が始まるのは、豪雪地帯だけだと思ってました。冬休みを長くせざるを得ない分、夏休みを減らして授業日数を、つまり単位分を稼ぐということですね。
 でも、今は特に寒冷地でなくとも、八月中に二学期が始まる所もあると聞きます。
 なぜ? 意味が判りません。
 だって、そもそも八月が暑すぎるから児童・生徒に無理させぬよう長期休暇にしたんじゃないんですか?
 なのに今は授業日数を増やす目的で夏休みを削る……いや、ヒートアイランド現象によって夏の猛暑は昔より確実に厳しくなっとるというのに? 元々は十月が主流だった運動会も九月に実施する所が多いとも聞きます。残暑厳しく紫外線もまだまだ強いのに? で、熱中症患者を大量生産? 教育委員会は馬鹿の集団ですか?
 ったく、これじゃ「8月32日」ネタも使えねーじゃねーかよ!(怒)

百鬼夜行

 聞くところによりますと、鬼には五色あるんだそうな。
 五色というから五行にちなんでいるのかと思いきや、五蓋なるものなんだそうで。判りやすく言うと「五大煩悩」という意味らしい。
 つまり、この意味での鬼とは煩悩が姿形を得たものとなりますね。なので鬼退治は煩悩退治ということに。
 いろいろとあるもんですね、色だけに。



 ちなみに招き猫にも色々あります、色だけに。
 いちおう、左手が「人招き」で右手が「金招き」(逆の説もあり)。なので、右手で招いている猫が左手に小判を支え、左手で招いてる猫は小判を持たないのがデザイン的に正解。
 で、色。もっとも多い三毛猫(白面積が大きいので白猫と誤解されがち)が一般的な幸運を呼び、黒猫は厄除け・魔除け(日本において黒猫は縁起の良い福猫なのだよ)、赤猫は病魔除けとなります(赤色については疱瘡神がルーツと思われ)。近年、ちょくちょく見かける金ピカ猫は、まあ金運狙いなんでしょうね。青や緑や白もあるそうなのですが、よく知りません。
 ジョーク混じりに、両手で招く欲張り猫さんや、手のひらを上にして招く青い瞳の「ドル招き」もあるそうで♪
 招き猫のルーツとして、花街の招き狐説、今戸焼説、豪徳寺説の三つがありますが、個人的には今戸焼説を支持したいです。なので今戸焼の丸〆猫が欲しいのですが入手の機会に恵まれず。またいつか上京できるといいんだけどなぁ……。
(※ 今戸神社で配布される通称「今戸猫」も今戸焼であり今戸焼ルーツ説の証拠物件となりうるが、残念なことに丸〆猫ではない)

白露、天しゃ、呑竜開山忌 (旧暦 葉月十日)

 先週に引き続き、善良なヒューマギアがプログラムの上書きで凶悪怪人に。
 前回、腹筋崩壊太郎を迷いなく破壊した或人でしたが(面識のない相手だからと同時に仕事取られた恨みもあったりしてな♪)。
 今回は、さすがに悩んでましたね。秘書の言からすると復旧は無理っぽい。どんだけ深層に入り込むんだよ迅雷ネット。
 その相手を苦悩のうえに倒してスーツ&ネクタイ姿になったのは決意表明として判りやすかったです。情報公開も、やっちまうし(苦虫噛み潰してる副社長、一気に小者臭を醸し出しましたな。いよいよもって大杉先生路線かな?)。
 ヒューマギア専門の警官コンビは有能なのか無能なのかイマイチ判らん。
 第二話にして二人目のライダー。ロックしてるのを力ずくで開けば使えてしまう仕様は如何なものかと。そこはフツー自壊するところだろセキュリティ的に。
 予告からすると第三話で三人目ライダーの登場らしい。
 立ち位置的にはG3なんだけど、強さはG3の比じゃないな。ゼロワンと、ほぼ互角か今のところは。ゼロワンとバルカンはシステムが全然違うっぽいけど、実は根底では共通なんだろうか。そこらあたりも今後の展開で明かされるのかどうか。
 そのバルカンの中身が実は超ゲラだったというオマケは必要っスか? それとも、あれが後々の和解の鍵になるのかな? それともゼロワンの正体がバレる、きっかけになるのかも……。何にしても、あれで笑えるのはある意味、幸せですね。娯楽に不自由しなくて済む(爆)。
 バッタの装甲は、まだ判らなくもない。が、バイクを軌道衛星から降下させる意味は、あるのだろうか? どう考えてもエネルギーと時間の無駄だと思うのだが。て言うか、どうやって宇宙に戻すんだい?
 マモルの同型機がいたことによって、腹筋崩壊太郎の同型機が出てくる可能性も。これは世間のロスにとって希望の光が!(気がメッチャ早すぎるけど、最終回で社長とゼロワンを辞めた或人が腹筋崩壊太郎二世とコンビでも組んでたら楽しそうだなあ、と♪)
 秘書によるギャグの冷静な解説は毎回やるん? 或人のHPは、とっくにゼロよ。





 ねこ姉さんの心理描写が地味に効果的でしたね。心配そうに取り囲む子猫ちゃんたちが消えていき、最後の一人が靴を揃えてから消えるのが特に良かった。
 砂かけのお婆が良き相談相手。人生ならぬ妖怪生の大先輩だもんなー。
 一方で、今回の男どもは全員ダメダメ。目玉の親父さんも「わし、まなちゃんちの子になるぅ」って……あんたなぁ。て言うか、まなまで男陣営に加わるとは! 術にかからずとも平常運転の年中色ボケふんどしは、どうしてくれよう(爆)。
 蹴り一発で魂になっちまうって、どんだけの威力なんだか。あー、いやみが単に弱いだけか。
 そんな、いやみ。鳥山石燕の画集にある否哉いややなる妖怪が元ネタで、これは石燕の絵より前には存在しない妖怪なので、例によって石燕の創作妖怪と思われます。それを「いやみ」として後世が上書きをした形かな。もちろんエロモドキなのはアニメにおける創作部分ね。原作では、どうだったっけかなぁ……? おフランス帰りのイヤミは、もっと新しいはずだから、あるいは赤塚さんが水木さんのを参考にしたのかな?(いやいや、あいつとダヨーンは充分に妖怪レベルだろ♪)
 ねこ姉さんの鼻歌は一期、二期、そして四期のED『カロンコロンの歌』ですね。鼻歌とは言え、まさか六期で流れるとは思いもせんかった。
 今回の話は、ある意味で教訓。よくある惚れ薬や惚れさせる魔術、まじないなどなどが効果絶大だとして、それで本当に幸せになれるのか? と問うているワケ。
 さらに逆説的に言うとね。自分を偽って、つまりええかっこしぃで相手をゲットしたとして、その後どうすんねん? ってことにも繋がると思う。コルセットで締めてたウエストや詰め物で膨らませていたバストの本当のサイズを相手に晒せるのか? 収入が実は一桁少ない、自慢していた役職も本当は無く、ただのヒラという事実を相手に明かせるのか? というコトね。素が一番。素を晒して相手が見つからないのなら、見つかるまで探すか、あるいはもっと自分を磨くしかないんだよ。
 EDに「願いを叶える龍」なんて出るもんだから、七つ集めろとでも? 東映血迷ったか!? と思ったけど、ああヤマタノオロチか。なら叩くべき敵は呼子だな。

(旧暦 葉月九日)

 悪いが、これはさすがに失笑モノ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000041-asahi-soci

 手段を選ばぬ見境のない町興しは最終的に笑いものになるだけですよ。
 一部の阿呆どもの勇み足で、住民のかたがたが迷惑すると思うな、これ。

 ただ、記事に付けられたコメントの諸説は読んでて面白いです。
卑弥呼」が当て字で蔑称だったとは知りませんでした。
 姫巫女や日御子が本来の表記だとするなら、今の我々がイメージする天照大御神、つまり乱暴な弟の狼藉にキレて引き籠もりになったお姉さんの元がヒミコさんだったのかもしれませんね。
 日本の太陽神である天照は、そもそもは男神だったという説があります。今に伝わる女神としての天照の姿は実は、その太陽神に仕える……と言うか捧げられた生娘(巫女)だという話。その巫女が時代を経て天照そのものに出世した。
 考えてみればです。男系に重きを置く皇室。その皇室こそが日本の正当な王様の血筋だとすべく編纂された古事記日本書紀にて、主神が女神というのは実に不自然です。何らかの思惑が働いて女神に改変されたと考えるほうが自然ですよね。その思惑とやらが、さっぱり想像できませんが。
 いちおう、太古の日本には複数の太陽神がいて、その太陽としての神格が最終的に天照の名の下に集約されたらしい。日本は多神教のうえに神佛習合で判るとおり異国の宗教とのジョイントもウェルカムな国だから、ややこしい(笑)。

 うん。
 歴史は面白いな。

上弦 (旧暦 葉月八日)

 広大な森林や密林は、そこが領土となっている国だけのものじゃないんですよね。二酸化炭素を固定して酸素を放出する役目を担っていることから、地球全体の財産と言える。
 なので一国の都合だけで、どうこうされては皆が迷惑する。これは、大国の温室効果ガス排出の影響で海水面が上昇し国土面積が減りつつある諸島国の声とも共通します。
 しかしながら、アマゾン熱帯雨林を“所有”するブラジル政府に全世界的視野や責任感などサラサラないことが地球全体の不幸と言えるかと。
 現在進行中の大火災も、元を辿ればブラジル政府の罪ですよ。農業推進のために大規模伐採を長年、進めてますからね(あるいは黙認?)。自分が稼ぐことしか考えない、もしくは喰うことだけで精一杯の農民を説得するなんて時間の無駄。本当なら政府主導で伐採禁止&厳罰化の舵取りをしないと。
 今さら無理な話ですが。でっかい森林などは、できることなら南極大陸や公海みたく「どこの国にも属さない」とするのが健全だと思いますよ。いや本当に無理な話ですけどね。

 ところで、この手の森林火災が報じられるたびに「焼畑が悪い」という声が出てきますが。紙面・誌面によっては記事本文中にも出てきますが。
 まちがいですからね。
 あちこちで環境破壊の問題になっている、森林を焼き払って農地として切り開くのは「野焼き」です。土地の代謝を促す焼畑農業とは、まったく異質なものです。
 焼畑は定期的に畑を焼いて土壌を活性化する。この場合、畑を放置すれば森林が再生される。
 野焼き(山焼き)は森林を焼き払って新たな畑や牧場を開発する。こちらの場合は森林破壊となる。
 この違いを、きっちり理解しておかないといけません。
(※ ただし、焼畑農業のことを「野焼き」と表現する場合もある。『ブラタモリ』で紹介された阿蘇の草原などが、そう。Wikipedia では「永続的な野焼き」という表記で、焼畑農業の野焼きと区別している)

(旧暦 葉月七日)

 おー。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190904-00010572-besttimes-cul

 トカレフ来ましたかー。
 日本のドラマ等々では犯罪者御用達の有名拳銃。中華粗悪コピーの黒星なら雰囲気なおよろし。
 弾は .30マウザーのコピーなんですよね。どうにも当時のソ連は工業製品となると独逸の真似が好きだったようで。
 オートで安全装置がないというのは……外側を押して暴発する日本の九四式と、どっちが危険ですかねぇ。撃つとき以外はチャンバーを空にしとかなあかんという意味では似たり寄ったりか。ついでに、古い古いシングル・アクションのリボルバーとすら同類と言えそうで(笑)。
 ハドソンがモデルガン化してたけど、プラのわりに高かったので買う候補にすら入れなかった記憶があります。そんなお金があったらガバのモデルガン買うから、と(汗)。でも、どこかが再販したとして、お金にも余裕あったとして、それでもたぶん買わない(爆)。

 ソ連の軍用拳銃だと、ナガン・リボルバーに興味があるのです(開発はベルギーですが)。あの、シリンダーが前進してチャンバーとの隙間を埋めるヤツ。
 そして、もっと興味あるのがスチェッキンAPS。マウザーM712 同様に、フルオート射撃ができる代物なのですよね、これ。トカレフよりずっと格好良いし、こっちをストック込みでモデルガン化してくれたら、お金がないことに悶絶するであろうことかな……。ガスガンならあるかもだけど、そっちに全然興味ねーし。

(旧暦 葉月六日)

 朝日新聞の朝刊に連載されている四コマ漫画ののちゃん』。

 今日のは、TVで台風のニュースを観ながら、しげさん(おばあさん)が「港に高波を見に行ったらキケン」と、のの子に注意する。
 言いながら「どのくらいキケンか見に行こか」と連れ出そうとする始末。
 すかさず、まつ子さん(おかあさん)が「コラーッ」と止めるが、おばあさん悪びれることもなく「突堤のとこの高台は大丈夫やった」と自信満々。
 まつ子さんの「行ったんかいッ」というツッコミで終わる。

 見事に老害を表現していると思います。
「あいつらは阿呆や。自分ならヘマせん。大丈夫や」という正常化バイアスの典型的な態度。
 迷惑以外の何物でもないのですが。
 この作品を読んだ人の中にも「漫画だから」と笑い飛ばしつつ、自分も同じことをしているのに一向に気づかない、おめでたい人も多いことでしょう。
 迷惑するのは周囲の人々、とりわけ救助捜索活動に駆り出される人たちです。
 もうね馬鹿老人は、せめて台風が来てる間だけは家族が縄で括ってもいいって法律、作ってくれませんかね。老人が怒ったら警官が来て怒鳴りつけてくれるアフターケア付きで♪

 しげさんが、のの子を連れ出そうとしているときの、のの子の嬉しそうな表情も重要ポイントですね。
 子供は無邪気。だからこそ、大人の節操ある言動が求められると言っているようでね。