(旧暦 葉月九日)

 悪いが、これはさすがに失笑モノ。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190906-00000041-asahi-soci

 手段を選ばぬ見境のない町興しは最終的に笑いものになるだけですよ。
 一部の阿呆どもの勇み足で、住民のかたがたが迷惑すると思うな、これ。

 ただ、記事に付けられたコメントの諸説は読んでて面白いです。
卑弥呼」が当て字で蔑称だったとは知りませんでした。
 姫巫女や日御子が本来の表記だとするなら、今の我々がイメージする天照大御神、つまり乱暴な弟の狼藉にキレて引き籠もりになったお姉さんの元がヒミコさんだったのかもしれませんね。
 日本の太陽神である天照は、そもそもは男神だったという説があります。今に伝わる女神としての天照の姿は実は、その太陽神に仕える……と言うか捧げられた生娘(巫女)だという話。その巫女が時代を経て天照そのものに出世した。
 考えてみればです。男系に重きを置く皇室。その皇室こそが日本の正当な王様の血筋だとすべく編纂された古事記日本書紀にて、主神が女神というのは実に不自然です。何らかの思惑が働いて女神に改変されたと考えるほうが自然ですよね。その思惑とやらが、さっぱり想像できませんが。
 いちおう、太古の日本には複数の太陽神がいて、その太陽としての神格が最終的に天照の名の下に集約されたらしい。日本は多神教のうえに神佛習合で判るとおり異国の宗教とのジョイントもウェルカムな国だから、ややこしい(笑)。

 うん。
 歴史は面白いな。