いやショックです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/b0e8e6542471b02cbfb5897a4540cfa3f29ccb66

 すぐ上のお兄さん、逆鉾関が享年58歳でしたし。
 長兄、鶴嶺山関は享年60歳。
 この三兄弟は、なんでこんなに…………。

 寺尾関と言えば、相撲という格闘技には似つかわしくないほど高い鼻筋のイケメンで。
 しかも、そんな甘いマスクで突っ張り相撲。素早い立ち合いからの回転の速い突っ張りで相手を翻弄するのが定番でしたっけ。
 NHKの中継、解説役の親方が、この人の闘志を「お金の取れる相撲」と誉めるのもこれまた定番でした。

 寺尾関は元々小兵だったのが、いつだったかな、怪我で夏巡業を丸々休んで、それで目方が一気に増えたんですよね。
 ま、それでも他の力士に届くほどではなかったけど。でも、それがあるいは体質の変わるきっかけだったかもしれません。もしも体重が増えなかったらあるいは? ……と言うのはさすがに失礼かな。
 でもね。いいかげん協会は、立ち合いのぶつかり合いのためにだけ体重を増やせるだけ増やすという大相撲のデフォを改めるべきだと思います。
 プロレスラーも大きな身体ですが、大相撲はプロレスに比べて現役期間が短い。にも関わらず長生きできないというイメージがプロレスより強いのは、プロレス以上に力士は下積み時代からの生活で体内にいろんな“爆弾”を育ててしまっているのではないか? という疑問を否定はできないでしょう。

 具体的に言います。
 力士は基本、一日二食。
 朝は喰わずに稽古稽古稽古。
 で、ヘトヘトの空腹状態で昼飯を腹一杯に詰め込んだらそのまま昼寝。
 で、夜もドカ喰いして就寝。
 これの他に関取とりわけ幕内、特に横綱大関になると、お呼ばれも多く、ぶっちゃけメチャクチャ不規則な食生活です。

 一日の中で最も大切なのは朝食。
 食べて二時間は横になるな。
 20時以降は食べるな。
 というのは健康を目指す食生活の基本事項です。
 大相撲は基礎から既に、まちがってるんだよなぁ。

 人体についての科学知識が乏しかったチョンマゲ時代じゃないんだから。
 上背はともかく、力士の目方については考えなおすべきです。
「伝統」とか「昔からそうやってきた」は禁句にしませんか、もう。


 合掌。