一粒万倍日 (旧暦 霜月廿日)

 デモの拡大から第二の天安門にまでなるかと思ってましたが。
 意外と、あっさり折れたもんですね、中共

 とは言え、「オミクロン株は極めて危険」が一転して「オミクロン株の毒性は低い」という手のひら返しは、まるでどこぞの日本政府で苦笑モノです。
 つまりは、あの中共にしては信念が無い。
 そーとーに西側の目を気にしてる印象ですね。

 先日の、江沢民氏の訃報を機に、愚かながらにようやく気づいたのですが。
 今の経済大国・中国を築いたのは、鄧小平氏江沢民氏の功績であって、キンペーはそこにタダ乗りしているに過ぎない。キンペーが何か経済面で手柄を上げたわけではない。

 つまりはキンペーは、鄧小平&江沢民両氏ほどの悪知恵など持ち合わせないただの無教養独裁者で、権力の集中にしか興味がない。
 だからこそ力押ししかできないし、香港での無謀もそのせい。U.K. との約束を露骨に破るなど、頭が良いとは思えない。
 背広でなく人民服を着ているシーンもわりとありますし、文化大革命をやらかした毛沢東を尊敬しているという発言もしょっちゅうですし。
 してみると、キンペーの政策って、文化大革命の劣化判に見えなくもない。
 これが他の指導者なら、もっと上手く腹黒く巧みに事を進めたでしょうね。

 一方。
 プーはプーで、自分を歴史上の偉人になぞらえるあたり、わざわざ自分で小者ぶりを露呈しましたし。
 つまらん人間だとは思ってましたが、まさか、あそこまで矮小とは思わんかった。

 どこかの記事で言ってました。
「我々(西側諸国)はプーとキンペーに感謝しなくてはならない」
 と。

 つまり。
 地道で気長な政策戦略に辛抱できなくて、自ら化けの皮を脱ぎ邪悪な正体を明かした二人のおかげで、ずっと騙されてきた西側は手遅れになる寸前で目を覚ますことができた。
 ということ。
 実際、半導体に関して脱台湾に流れつつある西側の動きなど、我々素人にも判りやすい動きが見えますからね(台湾は西側だという、そこのあなた。甘いよ。台湾の半分は親中。しかも有事になれば即、台湾の工場は中共のものになっちまう)。
 現在、侵略戦争中の露は言うまでもなく。NATO加盟国が増加するのは、確かに馬鹿プーさまさまかもだね。

 バイデン政権は、もちろんのこと。
 加奈陀の発言も中共に遠慮してないですし。
 日本政府(政治屋はダメダメだから、省庁の専門家さんたち)にも、しっかりしてもらわないと。