密かに続く球探し♪
露球、中球、古い日球と来まして。
今度は、ようやく米球です。もちろん古いです。でも未使用です。
真空管業界では格好良く「NOS」(New Old Stock)と呼ぶそうで。もっと広くに通ずる言葉なら「デッド・ストック」「流通在庫品」「不良在庫品」要するに「売れ残り」です(笑)。ちなみに、「Dead Stock」の直訳である「死蔵品」は少し意味が違いますね。
現在、作られていない&未使用ということでNOS管が貴重品なのは、まちがいないですけどね。でも、それは何十年も乗らずにガレージに保管されていた KBNR32 とかも同じです。真空管に限った話じゃない。
っと、脱線しました。
で、この球、7581A は 6L6GC の上位互換球と言うか軍用高信頼管で、つまりは 6L6GC の回路にそのまま使えるとのこと。
これが巷で高評価なので、欲しくて欲しくて。(;^_^A
で、ようやくゲットしたのです。有る所には、かなり有るみたいなんですよね、古いのに。
音は……良いですね。先の 350B より好きな音です。
まだ、さほど数を聴いてませんし、露球との比較もできてないので、印象のみですが。
さあ、いっぱい聴くぞ。
と言いたいところですが、この猛暑です。管球式アンプはきついです。真夏の我慢大会です。
残念ですが涼しくなるまで、おあずけとなります。だって本当に暑いんですから多極管四本は。
ちなみに、この 7581A 、光ります。
真空管は物によって青く光るそうなのですが、7581A はわりと光るそうです。
ウチのは、どうでしょう。
下手クソながら、何とか写しました。
これ、肉眼で見ても「青い……かな?」程度なんですよ。写真でようやく確認できた。
「青色蛍光」と言う現象だそうですね。球の内部にある不純物に電子がぶつかって光るのだそうで。つまり、今やLED電球に駆逐されつつある蛍光灯と同じ原理なのでしょうか。
一部に、これを「グロー」と呼んでおられますが、まちがいだそうです。
グロー放電が起こる球は不良か劣化で、使い続けるとアンプもスピーカも危険なんだそうな。怖い怖い。
蛍光とグローの区別ですが。
蛍光はガラス内側にくっついて青く光る。
グローは電極間を紫~赤が飛ぶ。
のだそうです。
ウチのは蛍光ですね。よかったよかった。
巷には「オーロラか!?」ってくらいに綺麗な青色蛍光している管球式アンプの写真をアップされている所がいくつもありますので、ご興味のあるかたは、ぐぐって鑑賞なさってみてはいかがでしょう。
オイラの写真なんて素人以下ですから。はひ。
球も貯まったし。
積極的に探すのは、これでいちおう打ち止め。
ぶっちゃけ、オイラの聴くペースだと一生分の球は手元に集まったと思う(笑)。