初不動 (旧暦 師走廿六日)

 言わんでもいい余計な一言。
 ってヤツですね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4fee9c56421d6228d6963c7873c816923c6f8116

 前にも他の作者さんの血の叫びがネットに出てたよなぁ。
 ファンを自称していながら海賊サイトで読んだアピールする野郎がいる、と。
 これはエセファンが無知すぎる馬鹿すぎるという扱いでしたが。

 一方で。
 記事のは「ごめんなさい」が添えられているので、古書が作者を潤わさないばかりか損害すら発生させている、という“お金の流れ”を理解していることになりますね。
 これは「無自覚の悪意」と言っていいレベルかもしれん。

 私も古本は買いますよ。別に罪悪感など抱かずに迷わず買いますよ。
 でもそれは、絶版本だったり絶版でなくとも重版されなかったりという入手難の本に限ります。ああ、電子版は嫌いですし「購入」とは違うので論外です悪しからず。
 他には、古書の存在などではびくともしない超売れっ子様をケナすために内容を知る場合、古書を買うか図書館で借りるに限りますね。糞野郎に一円たりとも渡したくないから(爆)。

 まあ、出版元がプロモ目的で無料公開しているデジタル版は読みますよ。
 で、かなり面白いと感じたものだけ紙の本で買う。平均点だと、申し訳ないけど買わない。
 そんな感じかな。

「なろう」系出身の小説でもそうなんですが。
 気に入ったものだと、読者は無料のウェヴ版だけでなく、ちゃんと本も買うんですよね。のみならずコミカライズも買うし、アニメ化されれば円盤も買う。
 作者を応援する人は、ちゃんと応援している。
 だからこそ、「ラノベは楽して儲かる」などという暴言を吐くTV局も出てくるわけで。

 漫画、ラノベともサブカルに属するだけに、世間の扱いは微妙なのかなぁ。
 でも、言ってしまうと音楽も似たような状況ですよね。無料配信で聴くのが主流になってて、特に物心ついた時点でスマホを手にしている世代では「音楽はタダで聴くもの」という考えかたになりつつある。

 百年ほど経って創作文化が滅んだ頃に、ようやく世の中が気づくんだろうか。
 でも、その頃には創作力のある人々は日本国内を「市場」とは考えず、スルーしている。
 日本では愚にも付かない駄作しか生まれない。

 そんな悪夢は御免ですね。