大雪、上弦、八せん終わり (旧暦 霜月九日)

 うーん。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161206-00000099-mai-life

 読解力の低下は何度も問題視されてきていることだと思いますが。こうして比較されると、痛いものですね。いや、テスト内容が各国まちまちのはずなので、公平とは言い難い気もしますがね。
 それでも、同じ地球上の国同士で比較してるのだから、日本での低下そのものは事実か。

 普通に、読書量の減少が原因ですかね。

 とは言え、自分のことに照らしてみても、読解力の鍛錬なんて特に必要ないですよね。とにかく本を読めばいい。別に難解な論文である必要はなく、普通に娯楽用の本を読めばいい。内容が判るまで読めばいい。それだけのこと。
 ああ、漫画はダメですよ。漫画のふきだしは限界ギリギリまで文字数を削ったもので絵とペアで成立する表現ですから、文盲でさえなければいいだけで、読解力までは必要としません。最近のイラスト主体の一部のラノベも同様かな。

 いや、別に皆が皆、読解力を持っていなくてもいいんですよ。
 得手不得手はあって当然ですから、読めと言われれば本を読める人、本大好きな人、まったく本を読めない人、読むどころか本を書く人、いろんな人がいる。それが多様性というもの。

 妖之佑の場合、順当に絵本から入って、児童向けの物語本(大きな挿絵付き)、少し高学年向けの物語本、中学生向け、ハヤカワ文庫、新潮文庫や角川文庫、岩波文庫、という流れでした(創元文庫やソノラマ文庫が実は、さらに後だったりする)。もちろん、好きなジャンルしか読んでません。それでも、人並みの読解力は付いているつもりです。
 ちなみに、その児童向けの本が、今思い出せば神話や伝説を元にしたものだったため、現在の妖之佑が経典やら伝奇やらにやたらと惹かれることになったのだと理解しています。まさに、三つ子の魂百まで♪

 読みたがらない子に無理に読ませても意味ないですし。
 ボール蹴りたい子には蹴らせてやればいい。
 絵を描きたい子には好きなだけ描かせてやればいい。
 生き物が大好きな子には日が暮れるまで観察させてやればいい。
 そして、読みたがる子には本代をケチらず心ゆくまで読ませてやればいいのですよ。本の虫でもいいじゃないですか。
 たぶん、それが大人の役目であり責任なんだと思います。