『ゲゲゲの鬼太郎 3 鬼太郎のおばけ旅行』
水木しげる/中公文庫
けっきょく、中公文庫を選んだ。
カバーが鬼太郎、目玉親父ときて、ねずみ男がいないのも淋しいかと思い。(;^_^A
物語として、どのシリーズからの続きになるのか、よく判らないのですが。
冒頭、ねずみ男が鬼太郎に「何年かぶり」と声をかけているので、しばらく両者が会っていなかったのはまちがいない。
これが、少年サンデー版の最終回「悪魔ブエル」での顛末を意味するのか。
あるいは単に、久々の連載という意味なのか。
それはともかく鬼太郎は、日本の妖怪を退治したから次は世界の妖怪を退治するという、何やら野望を抱いてしまったようで。
それでイカダで出発するあたり、不死身の妖怪だからなのか、単なるおバカなのか。
全十六話構成で、世界中を旅して闘って回ります。
お話としては、いつもの鬼太郎とねずみ男なので安心して読めます。
なぜか、このシリーズのみ、鬼太郎は野球帽を被ってるんですよね。