(旧暦 睦月十日)

 対立していながらも、飛羽真を「くん」付けで呼ぶ優等生。それが倫太郎。
 対立の立場でいながら、非公式に手を貸すツンデレ。それが尾上。
 唐突に大勢のモブが出てきた南極基地。それをもっと早めにやっとけっての。成り行き任せなら演出は要らねえんだよっ(@押井監督)。
 で、顔を隠したままのマスターロゴスさん。あれ、ちょっと前に囚われのソフィアさんをいじってた奴だよな。
 で、南極基地に潜入したストリウスは禁書を手に入れ、マスターロゴスは掠り傷一つ負っていないご様子。どうやら禁書の所有権は極めて穏便に移動したようで。
 つまり。
 組織内の裏切り者とは長のことだった。
 まー定番ですね。
 禁書によって暴走するセイバー。これもまた定番。
 次回、体を張る尾上が退場しなければいいんですが。
 でも、演出的になら、暴走セイバーに斬られて尾上退場のほうが、話がこじれて面白くなることはなる。





 強敵カブトムシが露払いとは。
 軸は榎田さんの家庭の事情で。それを五代家の事情とジャン家の事情が支える。
 シンプルに怪人倒して終わりにしないところが『クウガ』の凄いところです。

 で、一話飛んだかと思ったよ。
 せっかく暴走せずに使えるようになった黒がズタボロにやられたのを冒頭で軽く済ませてしまう(あれじゃ、カブトムシがクウガに勝ってゲームを進めても、瞬殺されてるな)。
 そしての、第0号による殺戮……。直接のシーンがないのに、これまでの未確認生命体事件の比じゃないというのが嫌でも伝わるという点、演出が秀逸すぎます。
 五代は恩人たちの所を挨拶廻り。結末がどうあろうとも、これが最後の挨拶。
 まともな変身も戦闘シーンも無し。
 今ならスポンサーがダメ出しする演出ですね。
 さすが『クウガ』。