下弦、十方暮入 (旧暦 師走廿四日)

 あれは、きっと高度な情報戦なんだと思う。

「絶対やる」と断言した手前、この先、コロナがどれだけ暴れようとも開催しないわけにはいかない。
 メンツがすべての連中ですからね。

 とすれば、中止するには外的要因が、どうしても不可欠。
 その外的要因を呼び込むための、あえての暴言なんだと推測してみるのです。

 暴言に対する国内外の批判。
 ボランティアを始めとした一般国民が、そっぽを向く。
 外国人選手が来日を拒否る。
 スポンサーも難色を示す。

 IOCと東京都が開催したくても、周辺事情による現実的問題(人員、選手、お金)によって開催が難しい。
 だから残念だが断腸の思いで中止する。我々は開催するつもり満々なんだが、周囲の判らず屋どもが、それを許さない。
 中止の責任は我々にはカケラも無い。

 という段取りを考えているのではないかと。
 暴言について、すぐにIOCが「謝罪したから、この問題は終了」という、ほぼ出来レース的な、そして世論を挑発するような発言をしてますし。

 この推理、当たってませんかね~。



 推理が外れているなら。
 ただの馬鹿でしょ。

 男社会の会社がやる会議なんて、延々と無意味な時間を使うんじゃないですかね。
 むしろ男の、それも高齢の幹部が多いと会議は長引くと思うんだな。

 謝罪会見での逆ギレは。
 何年か前のビジネスホテルの社長を思い出したよ。建物を違法改造してたってヤツ。
 あの「たいしたことないのに騒ぎやがって」な態度と口調が、さらに批判にブーストかけて。
 翌日の再度の謝罪会見(つか、前日のは謝罪とは程遠かったよな)では泣き落としに来やがった。
 無様というか茶番劇でしたね。
 あんなのが社長って、大丈夫なのかあの会社。と思いましたよ。
 今、どうなってんのかな?

 ホテル社長のことは、ともかく。
 自民党関係者には思い上がった連中が如何に多いことか。
 そう感じざるを得ませんね。