甲子 (旧暦 葉月廿六日)

 隠し事をしない。を実践するために、あえて目の前で変身した。
 理屈は通ってるけど軽率だよなあ。まあ、不破の真っ直ぐな性格から、そういうストレートな言動に対して一目置くのは予想できますが。ギャグのゼロ距離攻撃にも辛うじて耐えた不破、意外と和解も近いかもしれません。
 むしろ問題なのは刃のほうですね、スパイだし。今回、あえて参戦しなかったのも陰で動いていたからかもしれん。
 コウモリに対抗する飛行フォームはタジャドルに似てるし、バルカンのパワー系フォームはサゴーゾに似てるし、もうちっと工夫できんものかと……わざと似せているのかもしれんけど。
 十二年前の出来事が少しだけ見えてきました。あの廃墟は大量のヒューマギアを稼働させ街としてちゃんと機能するかをテストしていた実験エリアの成れの果て。ヒューマギアの暴走を止めるため、あえて責任者が自爆を選んだ。暴走させたのは滅亡迅雷.net 。或人の記者会見での発表と併せて、これでテロ組織として社会的に認知されましたかね。
 警備員→守る→マモル、ガイド→案内→アンナ、というネーミングは飛電インテリジェンスによるものなのか違うのか。腹筋崩壊太郎や一貫ニギローと別路線なのは確かですよね。
 そのアンナは、これまでのヒューマギアの中、ダントツの“精神力”を見せた。ハッキングされながらも本来の役目を果たしたのは、心があるからなのか何なのか。これも不破の今後に影響しそうですね。
 いじめられっ子が一転、ヒーロー扱いですが……何が「ごめんな酷い事言って」だ「おまえの父さん凄えな」だ。情報一つでコロコロ態度変える連中なんて信用できない。信頼に値しない。あんなの適当にあしらっといて卒業と同時に縁切りでいいよ。
 或人に問いつめられた副社長は、どこまで知っているのやら。まあ副社長だから、ほぼ知ってるのかな。「記憶にございません」という政治家的な逃げは会社のためというよりは保身だろうけど。
 先代社長の遺言状一枚で或人が社長になっちまうんだから、飛電インテリジェンスは飛電家が筆頭株主なんだろうね。それも 51%以上の株保有の。息子でなく孫が二代目社長なのは“息子”がヒューマギアだから……なんでヒューマギアなんだ? 副社長の名は福添だから、飛電家とは関係ない雇われ幹部ということか。なのに二代目社長になれると思ってたり、先代より大きな肖像画を用意してたりと、馬鹿丸出しだったわけだな。
 次回は漫画家がAIに仕事取られる? うわー、これオイラも投稿用に考えてたネタなのにー(汗)。





 石動、焦ってますな。察するに鬼の手が暴走し始めたから。で、鬼太郎の仲間たちまで取り込んで戦力にする外道ぶり。元々、悪いことをしていない一つ目坊を、その探知能力を得る目的だけで倒して取り込んでる時点で、彼の言う「人を害する妖怪は倒す」という言い分は崩壊してる。同情する余地がゼロではないものの、悪を倒すために悪に染まるなら、そこに大義は無い。けっきょくは復讐という自己利益のみのために他者を巻き添えにして動く、いかにも鬼太郎の嫌う“人間”らしい行動と言えるかな。
 玉藻前の各国を利用した戦略は黒坊主と比較にならないほど綿密かつ大規模で感心します。恋女房のために脱獄した伊吹丸を別として、四将の中でダントツ格上というのも納得。これは手強い。力押ししかない石動では勝つの無理だろ……まあ鬼太郎も戦略とかには疎いだろうけどねぇ。
 無敵状態の相手を攻略する方法はエネルギー源を断つくらいしか思いつかない。鍵となるのは、やはり地獄との取り引きに責任を感じているコンビかな。
 隣国が一方的に侵攻とか、それを受けて同盟国が安保を無視とか、日本の立ち位置をしっかり皮肉ってて、さすが六期。あの総理も無能なのに、しぶとすぎる。なんで周囲が辞任させへんのや?
 死人が出すぎて地獄と言うか、あの世が機能不全は『DB』でも、やってましたっけ。玉藻前の狙いも、そこにある、と。
 にしても地獄のセキュリティが甘すぎないかな? あんな容易に玉藻前の再侵入を許したり、獄卒どもが洗脳されたり、閻魔大王もあっさり負けたり。あんな程度で、よく鬼太郎に偉そうに言えたものですよ。鬼太郎を脅す前に己の不祥事・不手際を反省していただきたい。そのうえで辞任してコエンマに後を継がせるとよろし(爆)。
 まさか浄玻璃鏡まで行動半径内とは、何気に鏡爺ぃがチートすぎる♪