立春、初午 (旧暦 師走廿二日)

天地創造デザイン部』
 ギャグや演出、そして解説が面白いっちゃ面白いんですよ。
 ペガサスやユニコーンを科学的に全否定する姿勢とか。
 ダイオウイカ vs マッコウクジラの能力戦とか。
 コアラを言葉のみで表現すると、かなりエグい生き物なんだとか♪
 うっかりパンダにヒトデを混ぜちまったパニックとか(爆)。
 でもね。
 キリンの後にタツノオトシゴが、その後にハルキゲニアが生まれるあたりのメチャクチャさに、どうしても白けてしまいます。あれだけ科学的根拠の羅列で幻想世界の生き物を徹底的に否定しておきながら、生き物の誕生は人為的なんてのがね。なら、ユニコーンも採用したれや。と感じてしまう。
 この手の学術系作品では『はたらく細胞』が秀逸でしょう。少し古いのだと『もやしもん』も。
 比べると『天デ部』は「天啓です!」がいちいちウザい。様々な生物の誕生を進化でなく神様の気分次第としたのは悪手だったんじゃないのかな。

おそ松さん
 芋煮って、そんな奥深い料理だったのか。大根炊きと同レベルで考えてたよ。
 とは言え、ざっと調べた範囲では「芋を主役にした鍋物」ってだけの解釈でよさげ。地域や家庭ごとのこだわりはあっても、厳格な定義はないようですね。お好み焼きやおでんだって関東と関西で別物だったりするわけですし。
 オチは酋長の台詞でネタバレしてたな。
 おむすびのシェーは完璧♪






 そして……

 6/12 沙都子 古手神社の倉庫兼住居

 沙都子の言う梨花ちゃまの罪とは「雛見沢を出たい」と思ったことではなく「雛見沢を出たこと」じゃないのかな。
 つまり、成長して「素敵でおしゃれな学校に進学して垢抜けた人生を送」る梨花を許せなかった存在がある。だから、そいつは時間を五年前に巻き戻して、梨花ちゃまが改心するまで何度でも何度でも惨劇という罰を与え続ける。
 誰が? 誰が成長した梨花を許せなかった?
 そりゃあ、雛見沢に置いてかれたヤツだろ。な? 沙都子?
 当初から言われていたとおり『業』で暗躍しているのは沙都子で、まずまちがいないと思われ。そもそも沙都子は投薬で発症を抑えているだけの、すべての編における発症寸前キャラですからね。
 ただし、黒幕は別。淋しがる沙都子をそそのかして操ったヤツがいるはず。実際に時間を巻き戻したのも、その黒幕でしょう。
 34号なのか、他の誰かなのか。
 時報しない時報さんと34号は毎回を逃避行で消えているので、むしろ黒幕に狙われている立場だと思う。となれば、34号が梨花ちゃまの味方になるルートを期待したいところですね。
 自分の広げた大風呂敷が手に負えなくなった原作者が、プレーヤ(読者)を批判すると同時に必ず逃げ込む例の幻想世界を考慮に入れるなら。
 梨花ちゃまの背後と34号の背後である二人の魔女以外の、別の魔女が黒幕という可能性が高いのかな……まあ、ほぼまちがいなく、オヤシロサマあるいは鬼の本性を取り戻した羽入の本体なんだろうけどね。
 ただ、幻想世界については考察する価値がありません。『ひぐらし』は、あくまでも現実世界での物語としてまとまるべきです。羽入は心霊現象と解釈してギリギリOK。
 こんなこと言うと、原作者とその信者どもからバカ呼ばわりされるでしょうけどね。でもま、密室トリックの解答を「天井が無かった」とするよーな人物にけなされるなら、むしろ嬉しいわ。