(旧暦 葉月十九日)

 三輪車も実物がちゃんと製作されていたようで。
 つか、黄色い剣士も三輪に乗るのねん。

 賢人@黄色い剣士の父親が例の裏切り者だった。
 捻りゼロの予想通り……いや待て待て。そう思わせてーのミスリードって線もあるか。
 ともかく、父親のやらかした罪に悩む賢人。そこを年長者の経験値で上手くフォローする尾上。
 だーかーらー。この役割をさせる予定があったなら、そもそも「子育て王」のエピは不要なんだよ。むしろ邪魔。普通にベテラン剣士として登場させればよかっただけなのに。

 前回同様、倒しただけでは解決しないというパターン。
 前回のサンショウウオは生命力が強くて復活するから。
 で、今回のピラニアは群れで行動するから、一体倒すだけじゃダメ、と。
 ちなみに、ピラニアは巷で言われているほど獰猛な魚ではない、むしろ臆病で慎重。凶暴という誤解を世に流布した犯人はルーズベルトだった。というのを、ちょうど『ダーウィンが来た!』で、やってました。何というタイムリー♪

 新井式廻轉抽籤器。
 知らんかった。勉強になります。ウィッス。
 つか、倫太郎が回を追うごとに楽しいキャラに……虹色の泡を調べに出かける際の格好は二宮の金さんだし(笑)。

 秘密基地の変な人は刀鍛冶でしたとさ。
 鍛冶っつっても、アイテムを機械にセットして調整するから、どっちかと言うとプログラマ的な?

 本遊びのあれが実際に屋上に据えてあったとは思いもしませんでした。飛羽真のセンスが理解し辛い。
 今回は大写しになったので確認。やっぱりウォーターマンのエキスパートですね、万年筆。それも最近になって追加された 18金ニブのヤツ。あの乱暴な書きかたは少し心配になるけど、まあ筆圧かけてなければ大丈夫かな。

 デザストが意外とお茶目でノリが良いことに、びっくり。凶悪な顔のわりにイケメン声だし♪
 そんなデザストは、何か目論んでいる模様。早々に第三勢力になるかもね。
 で、悪の幹部は怪人に変身すると。これもまた昭和にも通ずるテイスト。

 次回は緑色の剣士登場。
 やれ忙しい。

 ところで、ようやく調べてみました。
 タッセルとは、飾り目的の房紐のこと。
 いろいろな物に付けられており、その形状も様々。儀礼的意味があっても、機能は一切なし。大相撲の吊り屋根に下げられている房、行事さんの軍配に付いている紐も、タッセルと言えるかと。
 そう考えると、『聖刃』のタッセルは物語本編には干渉せず、傍観者の立場に徹すると思われますね。派手なカツラやヒゲは房紐を顕しているのかも。
 あの、ドラゴンででも乗り付けない限り訪問できそうもない孤高のお住まいからすると、彼はひょっとすると本の神様かもしれません。だとしても、自らを「タッセル」と名乗っているので、自身から事件に関わる気は皆無だと考えるのが妥当。ただ下界のやりとりを観察するのみ。『Gガンダム』の伊達アイパッチ男・ストーカーと同じ立ち位置かな。
 タッセルが事件と関わりを持つとすれば、それは剣士があのお宅に強行訪問する場合だけでしょう。行けるのならね。





 緑の戦士。
 昔、「ウルトラセブンは2キロ離れた所で針が落ちる音を聞くことができる」という書籍の設定に、「いや五月蠅くてしゃーねーだろ!」というツッコミがありました。
 それを実際に映像でやりやがった(笑)。
 青のとき同様、初回の変身では敗退。次に何とか使いこなして勝利。前後二話構成が生きてますね。

 二十年前の作品でも、さすがにあの射撃場シーンは、ないな。
 パイソン.357マグナムなんだから、反動くらい演技で付けてほしい。あれでは『太陽にほえろ!』レベルの大根。
 つーか、それ以前に、弾が通らない未確認生命体に対するなら、パンチ力の増量目的でマグナム弾にするより、貫通を優先した小口径高速弾にするのがセオリー。
 とは言え、さすがにライフル銃用のボトルネック・カートリッジを撃てる拳銃なんて…………あるな。衛宮切嗣が使ってたヤツ。単発だけど、あれなら説得力もあるし絵になる。
 今なら S&W M500 とかになったんだろうけどね。でも、それよりパイソンよりコンテンダーのほうが格好良いよ。強力だけど単発という潔さがクウガの各フォーム同様に、すばらっ。あー、マジでコンテンダーにすればよかったのにー。

 0号に父親を殺された家族には同情するものの。
 他の捜査より0号を優先しろ、というのは身勝手すぎる。現在進行形で次々と人々が犠牲になっているのに、自分のことしか考えない遺族には、むしろ不快感しか憶えない。
 五代は優しいから一所懸命にフォローするけどね。オイラなら馬鹿は無視して大局を見るだろうし、そうせざるを得ない。すでに死んだ人のことより、今まさに殺されそうな人を優先するのは当然。一条さんだって辛いけど現状を優先したんだよ。
 なので最後に少女が謝っても、何に謝ってるのか理解できないし、五代みたく笑顔を向けてやる気にもならないね。ぶっちゃけ、ウザかった。

 緑の力が覚醒したエピソードとしては面白いけど。
 少女に絡んだ部分は、今までで一番つまらんかったです。

 ところで、今回の蜂怪人。
 人を殺すやりかたが、上空から針を撃ち込むという狙撃方式。
 この何度もあるシーンを観ていて、怖くなりました。
 いえ、怪人が、ではなく役者さんの身体が心配になって怖いのです。
 あれですよ。犠牲者は頭上から針を撃ち込まれて即死なので、役者さんは歩いててそのまま倒れるわけです。中には自転車に乗っててそのまま倒れるシーンも。
 この「そのまま倒れる」って、かなり危険だと思ったわけです。
 例えばね。縊り殺されるとか腹を貫かれるとかのシーンなら、怪人に寄りかかってズルズル崩れればいい。毒で死ぬなら、意識が薄れつつ手をつくか、膝から落ちたらいい。体を庇いながら「死ぬ」ことができるんですよ。
 それが狙撃による即死では受け身も庇い手もできないんですから、役者さんが怪我しないか本当に観てて怖い。たぶん専門のスタントさんなんでしょうが、こだわるなぁ。そこまでこだわるのは凄いなぁ。でも怖いなぁ。
 スタント立てずにバイクで階段を走った藤岡弘さんやロープウェイのゴンドラからぶら下がった宮内洋さんも、あの受け身なしの倒れかたには真っ青だと思います。