久々だな、観るの苦痛……は言い過ぎか、観るの面倒だと感じてるの。
つか、録ったまま観ずに放置ときどき思い出して一気に観るって、かなり昔だったよな。
たぶん『ギーツ』が良すぎた反動だな。
そも。
第一話で嫌な悪寒は、あったのですよ。
現在のところ、令和ワーストで平成を含めても下から数えたほうが早い『聖刃』に何か似てる、と。
いえ、剣士と錬金術師というワードあるいはファンタジー感のことではなく、主人公を取り巻く空気がね。
で調べたんですよ。
ああ、当たってるわ。
メインの脚本家さん、『聖刃』でも一番多く書いてたよ。
『W』でも書いておられますが、こっちはメインじゃなかったな。
こりゃあ切っても大丈夫かな。
と言うのは、さすがに失礼な暴言でしょうか。
ついでだから『聖刃』について言うけど。
あれ、主人公の造形にミスってましたね(役者さんどうこうでなく、設定や演出の面で、という意味)。
令和の時代に万年筆で書く若手人気小説家であり、本大大大好きが高じて儲かりそうもない子供向け専門の書店を経営し子供たちに絶賛無料開放中。
まではよかった。
でも、その主人公の衣裳がね。
公私の区別がつかない二流ファッションモデル。
だったんですよねー。
別に、小説家がおシャレでもアウトドア派でも問題ないんですけど、あの攻めた服装は不自然だった。
本好きという設定も最初の頃だけで、後は放置でしたし。何か熱血だけで、すべて済ませてた印象。
編集女史は変顔での活躍ばかりだったしなー。
まあ端的には、レギュラーを出し過ぎた、に尽きますかな。だからキャラの深掘りに至らなかった。
劇中に「仮面ライダー」という単語を出さず、終始「剣士」に徹していたのは良かったんですよね。紙の本とファンタジー世界ってのは相性抜群ですし。敵側が怪人を暴れさせ、その経緯をペンに自動書記させる、というのも地味にワクワクしますし。
そういった意味で、あれこれもったいなかった作品だと、振り返って思います。
『ガッチャード』は、例えば『エグゼイド』みたく、1クールの終わりあたりから徐々に、そしてグイグイ加速してくれればいいんですけどねー。
今のところは……まあ。