天一天上、一粒万倍日、不成就日 (旧暦 皐月五日、端午)

 タッセル復活。
 ルナも復活。
 で、森の中を彷徨う……あるいは逃げるルナと、ルナを保護しようと走るタッセル。面倒な。
 あの桃太郎芝居って要る? まあ和解の空気としてはアリですけどね。
 賢人は服装を戻して、どうやらこれできっちり元通りのようで。EDでも勢揃いしてるし。
 その賢人がケジメをつけようと蓮の説得に当たるも、今度は蓮が頑な。とは言え、以前の単純な強さ大好きバカではなく、蓮なりに考えている様子なので、危なっかしさはない。あいかわらずデザストは保護者。
 ズタボロにされた元マスター、そろそろ俗物ぶりが露呈するかな。ストリウスは、まだ隠し球を持っていそうだしなぁ。
 神代兄妹は済し崩しに「かみやま」に居着きそうな勢い。





 前回のドタキャンあらため、翔一(真・哲也)が沢木(真・津上)と初邂逅。
 翔一の姉も超能力者だったという事実。まあ翔一はアギトの力を使いこなしてはいるけど、アンノウン事件の真相をカケラすら知らないからなぁ。
 一方で、ある程度は知っている、未だ名前だけ登場の木野さんは、涼を始末するよう電話で命令。あの眼鏡女が曲解してる可能性も捨てきれないけどね。
 ともかく、平成ライダーの法則を破って水死した涼、踏んだり蹴ったりの回でした。
 ところで、翔一が再び記憶を失った理由は何なんでしょ? トリニティで精神力を消耗したから? それとも、真・津上から聞かされた真相を受け入れられなかったから? 観ていて理解できなかった部分です。
 これで、トリニティは十八年後の『ジオウ』まで封印か。贅沢な使いかたするよな(笑)。

 で、お次は。
 異色回と思ったら、小林靖子さんの脚本だったのですね。
 涼の内面を掘り下げたエピとして完璧。これが、ゲスト参加の単発脚本というのが凄いです。
 言うと信者に怒られますが、『アギト』より後は、井上御大がゲスト参加すると前後関係もキャラ設定もすべて無視して浮きまくった話になってしまう。『剣』とか『ジオウ』とか特に酷かった。世界観すらブチ壊された『響鬼』後半は言うに及ばず。小林さんと半々の担当だった『龍騎』ですら、御大の脚本だけキャラの言動がブレまくってた。『クウガ』では、おとなしかったんだけどなぁ御大。
 才能の差というと安直かもしれませんが、でもやっぱり才能あるいは感性の差かな。

 二話続けて氷川刑事が出ないというのも珍しいな。
 北條刑事は1シーンだけ出番あったというのに。