甲子 (旧暦 如月廿八日)

 表彰式が簡素な分、その後の儀式を最後まで放送できたのは良かったですね。テレビ桟敷の者には、なかなか観られない光景ですから。
 ただし絶対ではないです。事実、オイラは神送りの儀式をかつてTVで観たことがある。録画までして一日も欠かさず観てた頃にね。とは言え、最近の番組構成だと難しいかな。言葉は悪いけど、昔はスカスカでしたから大相撲中継(笑)。
 欲を言えば、幕内優勝インタビューの都合もありましょうが、千秋楽の弓取り式も、ちゃんと放送してほしかったです。結びの一番の〆でもありますから弓取り。
 八角理事長が協会御挨拶のとき言葉に詰まったのは、そーとーにプレッシャーのあった十五日間だったのだろうと、お察しします。

 今回の無観客場所は、いろいろな意味で実験的な要素もあったと思うので、これからの興行に生かしていったら良いと思います。それもまた進化なのではないかと。
 無観客開催に対してウジャウジャ言う外野(主に老害)もいますが、大相撲そのものが儀式の意味を含み持つなら、無観客であっても成立するものだと、それははっきり言える。個人的には、厳粛さもあって、これはこれでアリだと感じましたね。