八せん終わり (旧暦 如月廿一日)

 またも頭もたげてきやがったな。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-00000047-reut-bus_all

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190323-00000003-asahi-soci

 何度でも言いますが、遠方に届きにくいFM放送では災害時に役に立ちません。
 夜間であれば、かなり遠くにも飛ぶうえに受信機の構造がシンプルな中波のほうが、非常時のインフラとして強いです。極端な話、無電源でも聴けるわけですからね。

 偉そうな御託並べてる民放連ですが、本音はコストを減らしたいという銭勘定ですよ。
 思えば、大急ぎでFM補完放送を浸透させたのが妙だったんですよね。けっきょく、これの布石だったということだね。

 やろうとして軽く勉強すれば判りますけど、FMラジオって自作するの大変なんですよ。作例の大半はIC必須ですし、ディスクリートでもできるけどAMに比べると段違いでむずい。まして、無電源FMラジオなんて送信所の近くでないと使えない。
 昨年の台風による長時間停電を体験した身としては、中波放送は残してもらわないと、万が一のときに困ります。
radiko があればいい」という馬鹿すぎる声もありますが。一晩くらいなら、それでもいいけど。長期に渡る場合を想定すれば、電源のことを含めても受信機はシンプルであればあるほど良い。送信側についても、ネットだって無敵じゃないから非常時にどうなるかなんて誰も判らない。災害対策というのは最悪を基準に想定すべきものですからね。

 まあ、最低でもNHKだけは中波放送を死守していただきたいですね。それでこその公共放送ですから。
 でなければ受信料なんか払う価値なしですよ。
(※ 追記。放送法によりNHKは中波だけを停波とかできないんだそうですね。ひと安心。とは言え、もしも奇跡的に、視聴者の「NHKだけ観ない契約しない」権利が放送法に反映されるときが来るなら、その際には中波の停波も盛り込まれると思われ。これは新たなジレンマかもしれない)





 まあ、とっくに死に体ではありましたが。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190327-00000113-kyodonews-bus_all

 今の日本の経営者って脳天気なんですかね。
 シャープもそうだけど、老舗の暖簾に胡座かいてるうちに、気づけば外資にどんどん蹂躙されてる印象ですよ。昔の U.S.A.ブランドが日本企業に買われまくってたようにね。

 オーディオ全盛期、パイオニアなんて超が付くほどの一流ブランドだったのに、ねぇ。憧れのエンブレムでしたよ。
 そのオーディオ機器のノウハウを駆使しての、パイオニア登録商標で今じゃ実質代名詞の「ラジカセ」を掲げて世に出した RK-888 の品質が素晴らしかった。ソニーの CF-1980 なんて目じゃないほどに。