朝*龍のようなクソゴミが出てくるまでは、この人のことだと言っても大筋でまちがっていないと思います。
現役横綱が師匠と喧嘩して部屋を飛び出して行方をくらませ、そのまま廃業(このケースでは実質的な破門)なんてのは、大相撲の歴史から見ても春秋園事件以来の珍事だと思いますから。
実のところ本人の立場を鑑みれば同情・弁護する余地も充分すぎるほどあるんですけどね(と言うか、おおむね妖之佑個人としては周囲が全面的に悪かったと思ってる)。
それでも、いい歳こいた大人なんだから、したことの責任は本人にある。
日本相撲協会、新日本プロレス、そしてSWSと、世話になった組織にことごとく恩を仇で返す行為は、どう言い訳してもダメです。
ましてや「スポーツ冒険家」なんつー造語の肩書きでメシが喰えると考える時点で、おこちゃま度が過ぎました。レスラー時代のコスチュームや設定からしても、そこそこ重度の厨二病だったと思われます。
この人のファンも、この人に恩を受けた人も、もちろん大勢いると思います。
でも、世間的には満足な成績も残せなかったダメ横綱(現役を通して幕内優勝経験が一回もなかった)であり、レスラーとしてもダメダメ。
いや別に悪い人ではないんですよ、たぶん。むしろ、お人好しなほどに善人だと思う。あるいは無邪気と言うべきかもね。
とにかく自己顕示欲・承認欲求が人より強すぎたんでしょう。それを自身でコントロールできなかったことで結果的に数々の問題を起こしてしまったのでしょう。
ただ、そういった自己コントロールの術は若いうちに周囲の大人たちが教えてやるべきことですから、その意味でも最初の大相撲の段階で指導者に恵まれなかったのが、この人の一番の不運だったんだろうなぁ、とは思います。
五十五歳での若すぎる死因が腎不全とはね。五年も闘病しておられたとは知りませんでした。
某元フジTVアナなら勝ち誇ったように暴言を吐きそうですが。腎不全って、別に不摂生だけが原因じゃないですからね。
世間を騒がせたあれこれについてはともかく。
闘病生活はさぞお辛かったことと、生意気ながらお察しいたします。
横綱双羽黒としては全然ダメですが。
大関北尾は高い評価を受けましたね。名力士の一人であったことは、まちがいないと思います。
せめて安らかに。
合掌。