(旧暦 皐月廿二日)

 今さら驚かんわー。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190624-00000066-kyodonews-bus_all

 ついつい忘れがちになりますが。
 郵政民営化によって郵便局は民間企業になっているわけですよ。
 なので、実質的な独占事業である郵便配達はともかく。貯金や保険については、そこここにある銀行や保険会社と同じと考えるべきだと思います。断じて公的機関ではない。

 いや、郵便配達でもね。
 民営化して以降、赤カブの運転ぶりが乱暴になった気がします。まあ、妖之佑の行動半径内で見る限り、という条件は付きますけどね。ヤンチャしていた、あるいは現役ヤンチャ? な感じの走りで、もう見ていて怖いったら……。民営化前は公務員だったこともあってか、わりと馬鹿正直な運転だった印象なのですよね。
 ゆうパックの時間指定配達も、民営化してからは守られたためしが無い。午後指定のを平気で午前中に持ってきたりする。黒猫さんとか、きちんとしてるぞ。

 まあ、それはいいとして。

 問題なのは金融機関としての郵便局です。
 民間だから黒字を出さないとダメ。黒字を出すためにノルマを課す。ノルマのために各自が無理・無茶に走る。
 という三段コンボなのでしょう。

 我が家の体験を申しますと。
 母上の定額貯金が満期に近づいたある日、郵便局(市の本局)から電話があり、曰く「証書を確認しに訪問する」とのこと。何の事か判らぬままに、母上は郵便局の言うことだからと日を指定。それを聞いた妖之佑は当日、母上に代わり、局員を出迎えました。無論、証書なぞ出してやるものですか。そのうえで質問攻めにしたところ、あれこれ誤魔化して誤魔化しきれずに「新しい商品のご案内」と吐きました。要するに目的はセールスであり「証書の確認」は口実に過ぎなかった。もちろん、丁重にお引き取りいただきましたともさ。
 で、別の日。母上の保険が満期に近づいた頃に本局から電話があり、曰く「急ぎ証書の確認が必要……云々」で、またも母上は日時を指定してしまう。さすがに訪問させる気すらなくなった妖之佑は、即座に電凸。「証書の記載に問題があるのか?」と質問、そのうえで「そもそも保険の内容は局に原本なり写しなりがあるはずで、わざわざ証書を見に顧客訪問する必要があるとは思えない。もしも修正などが必要なら、こちらから窓口に出向いて手続きする」とまで言うと、ようやく相手は「満期のご挨拶と新しい商品のご案内」と白状しました。要するに目的はセールスであり「証書の確認」は……以下同文。いいかげんブチ切れそうになる自分を抑えつつ丁重に「挨拶無用」と訪問をお断りすると、最後にはふてくされた声で「なら行かなくていいですね!」と電話を切りやがりましたよ。
 これを機に、母上には「本局からの電話には出るな」と言ってあります。そもそも郵便関係の用事は、すべて近所の元・特定郵便局で事足りるので、本局の局員になど用は無いんですよね。そこを徹底しておきました。近所の小さな郵便局は親切丁寧なので、母上も納得してますし。

 どこの普通郵便局もそうだとまでは、もちろん申しません。妖之佑の住む地域が、そして妖之佑が関わった局員がそうだったというだけで。
 でもです。
 今の郵便局は、少なくとも金融に関しては、ただの民間企業だということだけは念頭に置いておかれたほうがいいと、これは心から思うのです。

 ホント、小泉・竹中はロクなこと、せんかったよな。
 今からでも、あの二人を厳罰に処せないものだろうか?