タイム・トラベル物は油断すると頭こんがらがるんですよね。それこそ「よくわからない式」みたく。
だから整理しておかないと。
まず勢力図。
ソウゴ(最高最善の魔王に僕は、なる!)
ツクヨミ、ゲイツ(レジスタンス)
ウィズ(『逢魔降臨暦』)
ウール(タイムジャッカー)
この四つの勢力が、それぞれの都合・目的で過去改変を実行中。
レジスタンスは最低最悪の魔王「オーマジオウ」の存在を消すためにソウゴに干渉。
ウィズは『逢魔降臨暦』に基づいてなのかどうか、ソウゴをオーマジオウにすべく動く。
タイムジャッカーはアナザーライダーを誕生させ、本来のライダーを歴史から削除。
そしてソウゴ@ジオウは共闘したライダーの力を受け継ぐことで、結果的にライダーを消す。
今のところ、正史がどこにもない状態なのですよね。
つまり『ジオウ』そのものが本来あってはならない世界の、言わば嘘の物語。まるで「ディケイドに物語はありません」という台詞みたいに。
ホント、ややこしいんだけど。例えば。
世界にビルドの力は一つしかない。だから、アナザービルドはビルドの力を手に入れた結果の存在。同時に、ビルドの力を持っていない戦兎はビルドになれないし、ならない。
が、ジオウ(とゲイツ)がアナザービルドを倒せば、ビルドの力はアナザーから解放されビルドウォッチの形を取る。
ビルドウォッチがある限りは、戦兎がビルドになる歴史は存在しない。
なんで「戦兎」でなく葛城巧なのかが、判らないんですよね。顔は佐藤太郎の顔なので何らかの形でスタークの手にかかっているのは、まちがいない。記憶操作もされているだろうけど記憶喪失までにはなっていない。
ビルドとクローズの力が存在しないため、スターク……じゃなくてエボルトの計画も『ビルド』本編とは違うものになっているのかもしれませんね。特に、万丈にクローズの力がないということはハザード・レベルも上がらないため、確かにエボルトとしては手詰まりのはず。それで、佐藤太郎も殺されずに済んだのかも♪
あの世界線では東都、北都、西都が、それぞれファウスト、グリス、ガーディアンの裏戦力で三つ巴状態なのでしょう。おそらくスタークが暗躍して、そう調整しているに違いない。とにかく万丈のハザード・レベルを上げる手だてが見つからないと、どうしようもないからね。つまり、しばらくは本物のビルドが消えていても大丈夫、と。
ゲイツは、ソウゴを襲う際に英霊たちの力を使ってた。ということは、すでにゴーストは歴史から消えている。
次回予告でゲイツがドライブのアーマーを着けていたので、ドライブも消えていることになる。
つまり、この時点で『ゴースト』編と『ドライブ』編は、ないことが確定ですかな。なるほど、役者さんのスケジュールを押さえなくても済む逃げ道が、あったということか。さすが白P、小賢しいズルだけは上手いですなあ。