(旧暦 卯月九日)

 ねこ姉さんは、とりあえず褒め倒しとけばチョロい♪

 神回が続くこと続くこと。

 泣かせる三文芝居まで打ったシロに対するフォローが一切なかったのは残念。
 とは言え、あーゆーストーリでは、フォローなしにキャラを放置するほうが演出として正解なんですけどね。『おそ松さん』の「イヤミはひとり風の中」が、そうであったように。あるいは手塚作品とか、善人キャラへの冷徹さに満ち溢れてる(苦笑)。
 脳内で、シロは都会に流れ着き雑踏をすねこすりしながら日々を満腹で暮らしているものと補完しましょう。うん。
 にしても、あの熊、強かったな。ひょっとして、あそこって北海道の村なん? 本州ならツキノワグマだからなぁ……。

『鬼太郎』には欠かせない名エピソード、「幽霊電車」(二期になかったのは、二期が一期の完全な続編だからでしょう)。
 一期のそれでは、電車の窓に砂をかけてきた砂かけ婆がメッチャ怖かったです。
 三期では、ひょうすべが相手にされなかったりとコミカル色が強かった。
 五期で初めてのストーリ変更となったそうですが、これ、四期ともども観てなかったんだよなぁ。
 でもっての今回。お見事でした。部下の「二週間、家に帰ってない」ってのが社畜だからでなく、まさかの伏線だったとはねー。て言うか、あの会社って社員三十人なのに、あれだけ自殺者出してるなんて、とっくに遺族団から訴訟起こされてるだろ(爆)。
 結びを、あのJKに「あなたに、そうされるような心当たりがなければ」と委ねるのも秀逸。
 名作の一つに数えられると思います。