望 (旧暦 霜月十七日)

 なんで「ジクウドライバー」なのかは、ずっと疑問だったんですよね。普通なら「ジオウドライバー」とするはずですから。
 そーゆーことでしたか。ソウゴとゲイツで同型のベルトを使っていたということでしたか。単に使うウォッチでジオウかゲイツか決まる。だから、ライドウォッチだけでなくベルトすら使い回し可。と。
 あれ? なら、もしもソウゴがゲイツウォッチを、ゲイツがジオウウォッチを使ったら? …………ま、まあ、フツーにエラーになるだけっしょ(苦笑)。

 それは、さておき。
 再び、整理する必要がありそうです。

 ソウゴがゲイツに頼んでジクウドライバーを破壊してもらった。
 これによって、2068年のオーマジオウが消えた。そして、2018年に派遣中のカシーンは機能停止(ロボットだったようですね)、ダイマジーンも機能停止して地下に潜った。
 ソウゴがゲイツのドライバーを貰ってジオウに変身すると、消えたオーマジオウが復活、ダイマジーンも再起動した模様。ただカシーンのみ、スウォルツによるコマンドの上書きで、とっくに再起動してたけど。

 一見すると何でもないようで、しかし、収まりが悪いですね。

 オーマジオウが歳取ったソウゴであるなら、ドライバーの破壊によって消えるのは普通? いえ、違いますね。
 ソウゴが王様になるのをやめる=ソウゴの早死に、という等式は必ずしも成立しませんから、ビルドなど歴代ライダーの描写に倣うなら、オーマジオウだったソウゴが普通の爺さんになって「あれ……?」とか、つぶやくのが正しい演出のはずです。オーマジオウの力と記憶を失った、ということね。
 なのに身体が消えた。これは変ですね。

 一方で、オーマジオウが歴史上に出現しなくなったのなら、その配下であるカシーンやダイマジーンこそ消えるのが道理です。
 しかし、連中は消えず、ただ停止しただけ。
 つまり、カシーンやダイマジーンはオーマジオウの居る居ないに関わらず、2068年には存在するメカということです。オーマジオウと同時に、その命令も消えたため停止したにすぎない。カシーンやダイマジーンを作らせたのはオーマジオウではない。
 ソウゴが王様にならない場合、オーマジオウは歴史に出現しない。
 しかし、それは「ソウゴがオーマジオウになる」という意味とは限らない。単に、王様を目指すソウゴの行動がオーマジオウの誕生という結果をもたらす、ということだけです。

 とするとです。
 オーマジオウの「若き私よ」というのが、ソウゴでない別の誰かに向けられていると考えるのもアリなのではないでしょうか。
 ただ、ソウゴには「自分がオーマジオウになる」と信じてもらう必要がある。だからソウゴに対して、それっぽく振る舞った?

 まあ考えられる可能性の一つにすぎませんけどね。

 で、新春早々にライダーに変身するウォズさんですが。
 どうやら、脚立(爆)のウォズさんとは、別のウォズさんのようですね。それで衣装が違ったのか。
 つまり、歴史が変わったため、別の世界線からもウォズさんがやって来た? かな。

 そして。
 士の計画とは何ぞ?