納めの大師 (旧暦 霜月十五日)

 タイミングが悪いですね。

 ちょうど、いずも空母化の話が盛り上がっているところであり。
 また、IWCからの脱退をほぼ決めたところでもある。

 そこでのゴーン氏再逮捕。拘留期間延長請求の棄却が理由なのは明らかですから、逮捕状の執行を代用監獄のために利用した露骨なケースです。
 これでは日本は、こと人権については西側でなく東側ではないかと、各国に印象付けてしまいますよ。つか実際、日本の司法制度は前世紀的であり冤罪の温床ですからね。到底、西側に仲間入りできるレベルじゃない。むしろ中露と同レベルとすら言ってもいい。
 でもって、↑の二件を合わせると、日本の戦前帝国回帰を懸念する傾向が各国に広がる危険性が高まると思われます。すでに中韓北あたりが厚顔無恥に声高に主張してますしね。

 内向きなトランプ政権に見限られ、欧羅巴諸国から野蛮国家と思われてしまうと、日本が中露に侵攻されても誰も助けてくれないでしょう。
 時を同じく、プーチンが「アイヌ民族露西亜にルーツを持つ」などとほざいたそうじゃありませんか。これがクリミア半島侵略と同様のフラグでない、と断言はできますまい。つまり「アイヌ民族露西亜人だから、同胞を保護するため露西亜軍が北海道に進軍する」可能性を含めたということですよ。

 何かと欧米コンプレックスの強い日本ですから、欧米各国からのプレッシャーには弱いかもしれません。
 なので、もしもこれを機に日本の代用監獄人質司法が見直されるなら、日本に住む一市民としては良い事だと思います。なにせ過去の実例を見ても、東京地検特捜部は冤罪が十八番ですからね。
 て言うか、ここできちんと見直さないと、マジで日本が西側諸国から見捨てられますよ。