一粒万倍日、最乗寺道了尊大祭 (旧暦 卯月廿七日)

 昨日の補足となりますか。
 新たに管球式アンプを買った「急ぐ理由」のことです。

 察しの良いかたはお判りでしょう。

 あの悪魔・プーによる侵略戦争勃発です。
 演習と称して国境付近に隊を集結させているあたりから、考えてました。
 で、開戦とほぼ同時に、購入に動きました。

 なぜ急いだか?
 プーのせいで真空管の入手が一気に困難になる。
 と容易に予想できたからです。

 自慢じゃありませんが、妖之佑は世間の真空管使いさんたちが騒ぎ出す(プーが公開した輸出禁止リストに真空管が入った時点でようやくだったよ)前々から、この懸念を抱いてました。
 だから即座に動いたんです動けたんです。
 アンプの注文だけでなく、真空管の“大人買い”にも走りました。

 五月現在の時点で露西亜真空管は超品薄です。つか、人気で定番の球は在庫ほぼゼロですね。
 業者さんの苦悩が見て取れるようです。何せ現状、入荷が一切期待できませんから。在庫の切り売りだけで、どこまで経営が持つものか……。
 おまけに、中華球も品薄状態。一つはゼロコロナ政策の影響。もう一つは中国の主軸真空管メーカーが工場移転中とのこと。
 もう一翼の生産国であるスロヴァキアは、コロナ禍を原因とする材料不足で向こう一年、安定出荷の見通しが立っていないという話。

 真空管にとってタイミング最悪の開戦だったわけです。

 妖之佑の場合、動くのが早かったおかげで真空管の買い揃えも、ほぼ苦労なくできました(ほぼ露球です)。
 アンプも幸い、在庫がありましたから、すぐに球のチェックもできました。
 これが一週間も躊躇していたら……ダメだったかもしれないな。

 プーのクソ野郎にカネ出すのか?
 と言われると心苦しいのですが。
 開戦よりずっと前にすでに露から出荷されていた日本国内在庫品だけを購入した(米国での検品を経ているので、日本に入るまでにそれなりの期間を要しているはず)。
 ということで、ご容赦いただきたいと思うのです。
 今後、入ってきても追加で買うつもりはないですし。あ、プーと取り巻きどもが退治されれば、たぶんまた買いますけどね。

 それに関して言いたいことがあります。

 現在、日本で正規に取り扱われている露西亜真空管の大半は露のサラトフ市に在る工場で作られており、この工場は U.S.A. の New Sensor という会社の自社工場です。
 New Sensor は主にギターなどの用品を取り扱う会社で、要はミュージシャン向けの商売。
 その関係で真空管を自社で取り扱う必要があるのでしょう。露に自社工場を持ち、積極的に真空管を世に送り出してきたわけです。
 有名な「エレクトロ・ハーモニックス」は New Sensor 自前のブランド(子会社の名でもある)ですし、「ソヴテック」も同様。
 また、U.K. の「ゴールド・ライオン」や「ムラード」、U.S.A. の「タン - ソル」、旧ソ連の「スヴェトラーナ」などなど、真空管全盛時代の名ブランドを復刻してもいます。
 スロヴァキアのJJも頑張っていますし、今は中華球がその廉価さで勢いを付けてきていますが、それでも現在の真空管文化を支えている主力が New Sensor であることは、疑いようのない事実だと思います(チェコのKRとか日本の高槻とかはマニア向け高級品すぎて実用品レベルじゃない。限定復刻品を出してるWEは言わずもがな)。
 なので、露西亜製の真空管を買っても、それは米国商品を買っているわけです。

 まあ言い訳ですけどね。

 なので一消費者として、New Sensor にこれから期待したいのは、仮にプーが討伐されたとしても、露への一極集中を廃止して、他国にも工場を持っていただきたい、ということです。万が一にもプーが居残るようなら無論、露からは完全撤退すべきですし。
 危痴害政権に利益を与えないようにするために、これは是非ともお願いしたいです。
 まあ現状、New Sensor も頭抱えてるでしょうから、何かしらの対応は進めていると思いますけどね。
 とにかく、真空管の代金が爆薬や毒ガスに化けないように頼みますよホント。

 ウクライナの復興に役立つんじゃないかな、例えば在ウクライナ工場を新設したら。
 難しい?