時計買うた。

 アイアンマン&Gショック

 ウレタン・バンドのデジタル腕時計なんて、どんだけぶりだろ。

 と言うほど、実はウレタン・バンド嫌いな妖之佑でございます。
 ついでに、腕時計はアナログ機械式派な妖之佑でございます。

 では、なぜ?

 と申しますに。
 近々、汗まみれ紫外線まみれ埃まみれ衝撃まみれの状況が予想されるため、愛用の時計を着けて行くわけにもいかず、それに耐える腕時計が、とりあえず欲しかった、というのが理由でございます。

 となれば、世界中の誰もが最初に思いつくのは、やはり「G-SHOCK」です。
 ただ、Gショックは、あたかも swatch のごとくに、比較的安価な時計をあまり長寿にせぬままに次々とモデルチェンジを繰り返し、多種多岐に渡るデザインすべてを意図的に作り上げた品薄、希少性で購買意欲を煽る、という商売のやりかたが気に入らず、ぶっちゃけ好みのブランドではないのです。
 本当ならセイコーシチズンの本格派にしたいところではありますが、そっちはマジで高い! そして、こと耐衝撃に限って言えばデジタルの一択。で、デジタルはセイコーシチズンも本家のブランドには少ない、もしくは無い。

 Gショックにすることだけは決めたうえで機種選びしたのですが、とにかく種類が多すぎて、アナログ&アナクロな妖之佑には、さっぱり判らん。(;^_^A
 とりあえず冷静に考えて、今回は実用性重視でいく。となると、電波時計は要らん。その分、安くすませるほうがいい。タフソーラは、どうなんだろ? 電池交換不要というのは経済的に思えるが……? 二十気圧防水を誇るGショックは、たしか電池交換がメーカー整備扱いになってるはずだから、数千円はかかる。となるとタフソーラがいい?
 あちこちのサイトさんやブログさんを参考にしていて判ってきたことは、タフソーラとは言え、二次電池、つまり太陽光発電した電力を蓄えるバッテリーの持ちが、場合によっては二、三年でダメになる、とのこと。それだと、二、三年持つ通常電池式と変わらんのじゃね?
 ということで、電波のみならず、タフソーラにも疑問を抱くように。おかげで安くすむかもしれないという、変な期待が出てきました(笑)。

 さらに判ったことは。
 いわゆる定番と言われる機種は、マイナー・チェンジしながらも、いちおう長く継続されているということ。この情報のおかげで、ある程度の絞り込みができました。5000系、5500系、5600系、6900系の四つですね。ここに、↑の「電波もソーラも要らん」という項目を加えると、現行では電波タフソーラしかない 5000系を除いた三つの系には、一万円でお釣りが来る実売価格帯のものがあります。これなら、ありがたい。

 某通販サイト(行動半径内の時計屋、ホームセンター等々は、どこも展示品のラインナップが貧弱で確認・比較ができんかった)で、5500 、5600 、6900 それぞれのページを眺めつつ検討。
 最終的に決定打となったのは 5500 の電池寿命でした。曰く「10年電池」だそうで。
 これなら、電池切れる前に樹脂製のバンドやプロテクタが先にダメになるに決まってる。ガラスだって怪しいもんだ。二次電池の寿命がネックのタフソーラ機種よりも信頼性ありじゃね? しかも、こいつは今年五月発売の最新機種なので、いわゆる「工場出荷段階で組み込んだモニター電池」を理由にした電池寿命に関する免責分を差っ引いても、さすがに九年は持つだろ。

 ということで写真右側の DW-D5500 に確定しました♪
 今回、妖之佑には珍しく、複数の候補から自分的に問題点のあるものを理屈のみでどんどん排除していくという“三本和彦さん方式”のみでの機種選択に徹しました。結果的にはGショックの中でも最低価格帯のものとなりましたが、この選択には納得しています。なにげに「初Gショック」ですし♪



 あ?
 写真の左側?

 えーと……。
 Gショック選びの最中に、ふとした出来心で TIMEX の品を眺めてましてね。昔の「IRONMAN」のデザインを復刻した機種が出ていると知りまして、我慢できませんでした(爆)。
 でも、ストップ・ウォッチ関連のボタンが正面にあるのは、側面にある大半の時計よりも操作がしやすいのですよ(もっとも、人の指で直に操作する時計が 1/100秒精度って無意味すぎ、オーヴァー・スペックなんだけどね)。
 昔は憧れていた品なのですが、実際に手にとってみると、さすがアメリカン。作りが雑でございました(苦笑)。まあ、お安かったので、よしとしましょ。


 雑と言えば。
 Gショックって、裏蓋の固定が四本のビス止めなんですね。
 これで本当に「20BAR」の耐水性を保てるのか、少し疑問に感じました。
 実用品で、こーゆーところのコスト・ダウンってのは、質実剛健の理屈からすると、やるべきではないのになぁ。