十日夜、出雲大社神迎祭 (旧暦 神無月十日)

 この先どうなるのか、まったく読めませんね。
 あの御仁が今まで威勢良く叫んでいたことを、そのまま実行するのか(マイノリティ排斥とか、イスラム教徒締め出しとか、TPP離脱とか、在日米軍撤退とか、とかとかね)。
 就任したら手のひら返しで従来路線を引き継ぐのか(党内争いで勝った途端、誹謗中傷してた相手に一転して好意的発言したよね)。
 それとも、いくつかは実行して、いくつかは引き継ぐ折中でいくのか。
 これすら読めませんから。

 これが今の日本の総理だと官僚がコントロールするので劇的な方針転換は無理なんですけどね。ホワイトハウスも、あの御仁が政治や外交には「ド」の付く素人ですから、ある程度は周囲が手綱を引く、と言うか引かざるを得ないとは思うのです。
 とは言え、そんな日本でも民主政権で酷いことになりかけたのですから、U.S.A. に変化がないはずはない。

 日本の政治家は阿呆揃いなので、今こそプロである官僚の腕の見せ所でしょう。
 いや、マジでこれ、下手すると世界地図が書き換わるかもしれないほどの出来事かもしれませんよ。

 先が読めない場合、最悪のシナリオを設定するのがセオリーです。
 そうすると、在日米軍の撤退と、米軍の「世界の警察」役の放棄と、ついでに亜細亜の公海は中共の要求どおり中共に支配権を丸投げする、あたりが最悪のシナリオですかね。
 もしもこうなると、日本が日本でいられる可能性って、ゼロに近くないです?
 少なくとも、在日米軍の撤退と同時に尖閣と沖縄は中共に侵略されますね。そのうえで、日本に対し武力をチラつかせて「同盟」という名の属国入りを要求すると思われます。拒否すれば侵攻されるだけ。で、日本がチベットウイグルのようになる。

 こうならないためにも、外交が重要でしょう。
 日本同様に中共の横暴さに辟易している国々との連携。そして地理的に遠い欧州や、それこそ北米については、損得勘定の面からアプローチする。
 とは言え、フィリピンはすでに中共に擦り寄ったし。
 お金の点でも、世界に対しては中共のほうが日本よりずっと影響力あるし。

 もしも日本という国家を消したくないなら。
 遺憾ながら、本当に遺憾ながら、自衛隊国防軍化が不可欠となるでしょうね。
 それも今の武力では全然不足です。
 ここから先は……もう暗い話にしかならないな。



 あの御仁が就任と同時に、おとなしくなるか。
 あるいはバカやりすぎて暗殺されるか。
 それくらいしか日本が救われる道はないかもしれませんね。

 暗殺については充分にありうると思いますよ。
 あの御仁が勝ったのは U.S.A.市民の総意ではありますが、それはつまり主に低所得者層の支持でもあるわけです。とすると既得権益を持っている層にとっては不本意な結果に終わった。
 なので、あの御仁が選挙戦の演説のままの政策を進めたなら、そういった層を本気で怒らせます。
 つまり、JFKみたいなことになる可能性はあると思うのですよ。



 とにかく。日本は諸外国がどうなろうと関係ない、ってくらいに強くなる必要はあるんでしょうね。
 奇しくも安倍がよく言ってる「戦後レジームからの脱却」が本当に求められる状況となったわけです。
 ただ、安倍総理にとっても頭痛いと思いますよ。なにせ、TPPの強行採決をやった直後に、これですからね(笑)。