(旧暦 文月四日)

 パクることをしたことが一切ない。

 と言っていたのが一転。

 スタッフがパクってました。

 ですと。
 阿呆くさ。

 ご本人自身のことはともかく。
 最初に、どうして「自分のスタッフが、やらかしたかもしれない」という可能性を考えなかったのか。
 その意味で、ご本人も認識が甘すぎますね。

 世間には、師匠・社長が弟子や部下の仕事を「自分がやった」として発表する事例は山ほどあると聞きます。弟子ではないものの、ゴーストライターという存在もいるし。
 それ自体は決して珍しいものではなく。
 ただ、名義がある以上、権利と同時に責任も名義人に発生することを忘れてはならない。未確認のままの無責任な「無実」宣言は自分で自分の首を絞めることになります。
 つーか、ご本人は違うとしても、手伝ってる人たちって、ひょっとしてコピペ世代なんじゃありませんかね。だとすると「流用するのが盗作」という認識がそもそもないですよ。そのあたり、上がきちんと手綱引かないと。少なくとも監督責任だけは免れないでしょうね。当然、事務所の信用性もマイナス評価は避けられないでしょう。て言うか普通の人なら、マイナス評価するってば。

 今回の件は、「有名デザイナーによる作品」という触れ込みを盲目的に信用、喜んで手を出す人々に対する警鐘ともなるでしょうね。どーせ、その大半は弟子などに丸投げしてるだけだからサー。師匠は飲み会やゴルフに忙しくて、そうそう仕事してる暇なんてないんですよ、たぶん。(藁
 景品配る酒造会社は、お気の毒にも企画にケチがついた結果に。引っ込めた数点だけでなく、残りすべて「本人自身のデザインではない」と明々白々になったようなものですから。下っ端デザインの品に応募する価値なんてゼロでしょ。

 疑惑の真相はともかくとして。
 ケチのついたデザイナー先生様による五輪エンブレムは、大会イメージのためにも使わないほうがいいと思います。信用できる処に新たなデザインを依頼しましょうよ。世界中の目も、それで納得してくれるでしょうし。
 開催まで五年ある今なら、まだ間に合うんじゃありませんかね。
 この問題、うやむやにしてると、日本が中華同様のパクリ国家だと思われてしまいますよ。それは、大勢の真面目なデザイナーさんたちにとって大迷惑な事態です。
 意固地になっていつまでも庇い続けると取り返しつかなくなるぞー森と舛添。

 いやー、それにしてもネット上の解析調査班、凄いわ。