定期的に、この手の輩による愚行が悪目立ちしますね。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2105/11/news072.html
東京五輪のエンブレム問題も、そうでした。
これをやらかした側に「悪い事をした」という意識が見られない。そこが一番の問題だと思います。
↑の記事から飛べる酒店のサイトに謝罪文があり、その本文中に盗作者の謝罪という名の言い訳三昧が載ってますが、まあ政治家のようなテンプレ釈明。「なってしまった」「配慮不足」「結果」という、まるで「自分には悪意のカケラも無かった。世間が騒ぐから結果的に盗作扱いされてしまった。不本意だが仕方なく謝罪している」とでも言わんばかりの自己弁護。
謝罪での言い訳は御法度、って知らないのかな。某中年アイドルの大酒呑みYは、それで自分で自分の首絞めたんだぞ。
盗作者本人とされるツイートにも「類似している指摘」だの「これ以上迷惑をかけることはできません」だのと、政治家や役人が辞任・辞職するときの逃げ口上と同じで、自分が盗んだ事実を認めているわけではない。被害者さんからすれば腹立つでしょうね。
創作の練習は、最初は真似事から入ります。
これは極一部の大天才を除き、誰でも通る道です。
でも、それはあくまでも練習であり、自分の作品として発表していいものではない。断じて違う。
例えば、画家が名作をトレスした絵画には、ちゃんと模写である旨を明記します。
アマビエもヨゲンノトリも図書館などに足を運ばずとも原本の絵がネットで見つかる。しかも原本の絵はパプリックドメイン。
ですから、そこから自分なりのアレンジなんて、少なくともデザイナーを自称するなら難しくないと思うんですけどね。つか、デザイン学校の生徒さんでもできること。むしろ、この程度ができなきゃ話にならない。
オイラだって、やろうと思えばできるよ。下手すぎて、たぶん笑われると思うけどね。いっそ“画伯”レベルでないのが残念(爆)。
なんで、よりにもよってプロとしての仕事で他の人の絵をパクるかな。
本当にデザイナーなのかな。
本人が自作としている絵すべて調べたほうがいいんじゃないのかな。盗まれたことに気づいていない人、泣き寝入りしている人、いっぱいいるかもしれませんね。
そもそもデザインのイロハも知らない。けど、デザイナーを名乗りたい。というバカなんだろうと想像します。
でも少し調べたら、デザイン事務所を構えてるっぽい……怖っ。五輪エンブレムのあいつと同類かよ。あいつが未だに失職していないのは、日本社会がダメダメなのかもなぁ。
タグ打ちで自分のサイトを作るのが流行っていた頃、フレームを使って、他所様のサイトを自分のスペースに表示して、自分のコンテンツとして公開していたケースが目に付きました。いやホント多かったなぁ。
連中、盗用している意識が皆無でしたからね。むしろ自分で作り上げた感を醸し出してた。
それで、ウチにはフレームを壊す Java Script を配布元からお借りして埋めたんですよね。くっだらないコンテンツ内容だけど、それでも盗まれたくないから用心のために。
もう何年前になりますか。
ラノベで超有名な某レーベルから発刊された大型新人の受賞デビュー作品が著名作品群からのコピペの山と発覚した結果、回収・廃刊になった事件。
あれなんかも、自分で小説を書けない、けど作家になりたい、というイミフな願望のなせる技だったのかもしれません。
後年、シレッと再デビューしたそうですが……本当に自身で書いてるのかな? 編集の扱いが手厚すぎて、強力なコネでもあるんじゃね? とすら思えてしまう。大金で雇ったゴーストな書き手がいたりしてなー。
あと、これも何年前だったか。
銭湯の壁絵を描く職人さんの弟子としてTVで紹介されてた自称・アーティストが盗作してたって話もありましたっけ。
あれも、当人が著作権に無知・無関心だったという間抜けな顛末で。物描きがそんなザマで、どうするよ?
絵画が描けないなら画面の小さなペン画から挑戦する。
漫画は大変そうだからイラストにかける。
小説が難しいならエッセイを書いてみる。
詩は難しそうだけど歌詞ならできるかも。
絵も文も苦手だから作曲する。
粘土を捏ねて焼き物を焼く。
彫刻を彫る。
何も創れないなら。
朗読、役者や歌、大道芸など身体で表現。
あるいは楽器演奏。
いっそのことガンプラ作りで頂点目指す。
体使うのもダメならボカロの調教。
それも無理なら、表現を目指さず職人になる。
それすらできないなら、そもそも技や芸で身を立てなくても。
道なんて無数にあると思うんですけどね。
今回の件。
盗用された人だけでなく酒店も被害者みたいなものですからね。
盗作者には、きっちり落とし前をつけさせたほうが世のためでもあると思います。
て言うか、デザイン学校って、そーゆーの厳しく教えないのかな? むしろ第一に叩き込むべき案件でしょうに。