『ルパン三世 東方見聞録〜アナザーページ〜』
TV第一期を意識してであろうハード・ボイルドであったにも関わらずガタガタだった『峰不二子という女』の存在もあり、今年のTVSPはどうなるかと期待&不安でしたが。
やはり正道は健在でしたね。
Web を見ると散々な評価ですが、自分としては良かったと思うのですよ。
つか、近年の作品群の中でも手放しで楽しめました。お宝が変にアンビリバボーやロスト・テクノロジーしてなかったことも好評価ですね(冒頭、アナザーページを取り囲んだ雑魚の群れが光とともに消失したときは「うげっ、またかっ!?」と不安になりましたけどね)。
五人それぞれの見せ場がきちんと配置されていたことも良かったです。
特に銭形警部の見せ場があったことには拍手です。
このSPシリーズ、ここまでで二十三作ありますが、かなりの作品で銭形が、ただただルパンの尻を追いかけるだけのウザイ引っかき回しでしかない回があり、正直言って不満かつ不愉快でしたからね。
ルパンを追いながらも刑事としての仕事もちゃんとやっており事件の真相に迫る、という役回りは必要ですよ。銭形は敏腕警部なのですから。
ところで余談ですが。
今回のヒロインと言い、古刹を守る娘たちと言い。『コナン』キャラっぽいヒラメ顔だったのは、どうしてなんでしょうね。
この作画に関してだけは疑問が残りました。