妥当な判断

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111009-00000006-mantan-ent

『風魔一族の陰謀』という黒歴史のトラウマが、長らく制作サイドにあったのでしょうか。
 むしろ遅かったとすら思います、この決定。
 ここ数年の、銭形と不二子の老化ぶりは、失礼ながら聞くに耐えないレベルでしたからね。

 演ずる声優さんのお歳を考えればね。
 今までよく頑張ってこられた。ご苦労様でした。
 と、ファンとしては感謝すべきでもありましょう。

 ただ。
 いっそのこと総取っ替え、全員若返りのほうがよかったんじゃないかな。
 最初期からの小林さん@次元と、故・山田さんのお声をコピーし続けてこられた栗貫さん@ルパンとが据え置きでは、バランスがよくないと思うのですよ。

 声がガラリと変わることに不安は、もちろんありますが。
 さすがに40年も続いている長寿作品となれば、仕方のないことです。
 これに比べたら、TV放送からたいして経ってもいないのにキャラクターの声をかなり変更(おそらくは、TV版では予算的理由から頻繁に行われていた声の兼任を、完成度を求める映画にては排除するためでしょう。ナレーションの永井一郎さんなんて、ドレンにタムラさんにバムロにエルラン中将にブーンに赤鼻にゴップ提督にティアンム提督にペルガミノにコンスコン少将にデギン公王などなどなどなど、大忙しでしたからねー)した劇場版『機動戦士ガンダム』三部作こそ、納得いかなかったですよ。事情を考慮してもね。

 でもなー。
 緑ジャケが好きな私にしてみれば、今回のって、騒ぐことでもないのですよ。
 緑ジャケから赤ジャケになったときの不二子と五右衛門の声には、ホント愕然とさせられたんですからねぇ(苦笑)。
 大塚さんによる五ヱ門の荒っぽさが、井上さんの五右衛門になってからは、お行儀がよくなりましたし。
 不二子の悪女的セクシーさは、やはり二階堂さんの甘ったるい声でないとダメですよ。ええ。