浅草寺四万六千日、ほおずき市 (旧暦 皐月廿日)

NHKスペシャル 知られざる大英博物館 3 日本 巨大古墳の謎』

 このシリーズ、面白いんだが、案内人としての芸能人出演は不要だろ。
 彼に支払われるギャラの分も、映像制作に回すべきだ。


 今回感じたのは。
 形式というか権威にこだわる宮内庁よりも、学術的興味に突き動かされた英国紳士のほうが、日本の古墳文化を後の世に「きちんと」伝える偉大な成果をなしたということ。
 確かに大英博物館の所蔵品は、その元々の国からすれば「勝手に持ち出された盗品なのだから返せ!」という気持ちにもなるだろう。
 が、それでも、きちんと保存したうえで、しっかりとした学術調査をするのだから、大英博物館の所蔵となって幸運だったと言える。これがめいめいの本国に残ったままだと、どうなっていたか知れたものではない(日本で言えば、宮内庁の尻の重たさと後手後手さからすれば、明らか。重要な古墳を宅地造成なんて信じらんない)。