(旧暦 水無月十一日)

 宮内庁は火消しに躍起ですが。
 火のない所に煙は立たず。まして皇族がらみで誤報なんて、さすがに大手マスコミがやらかしゃせんでしょう。
 日本史を紐解けば、天皇生前退位は珍しいことではありません。上皇の位を持つ人、いっぱいいましたからね。

 ご高齢になり持病もあり、また内外が焦臭い情勢となりつつあって、ご公務が心身にきついだろうなと、妖之佑のような外野の凡俗にでも容易に想像できます。
 そろそろ責任を後任にお譲りになって、楽隠居として人生を謳歌なさるのがよろしいかと存じます。

 思い返せば、昭和天皇にも、公務を離れて植物研究と大相撲を楽しむ隠居生活を送っていただきたかったですね。
 天覧相撲で、昭和天皇は説明役の親方に専門家顔負けのご質問をなさっていたそうで、生の大相撲観戦を楽しんでおられたとは思います。
 が。それでも天覧相撲は、どうしても公務的な性質になってしまいます。早めに天皇の位を返上なさっていれば、もう少し気楽に観戦できたかもしれません。

 まだまだ元気なうちに現役を引退して第二の人生を楽しむ権利。
 天皇陛下だって例外ではないと思います。