(旧暦 水無月丗日)

 とある辺鄙な田舎町を夜な夜な日本刀を手に駆け回り、バケモノを退治している朱目の眼鏡っ娘さんですが。

 今回、「あれ?」と思いました。

 廃線になった鉄道と駅と旧型車両に取り憑いて人を喰っていたバケモノを倒すときに。
 一人、犠牲者候補を見つけて静かに尾行、その人が最終的に悲鳴を上げながら血まみれになって喰われるまでを、ただ黙って見守っていて。それから、おもむろに戦闘開始したのですよね。
 つまり見殺しにした。

 彼女の目的って人助けじゃなかったの?
 バケモノを倒すこと、そのものが目的?
 たしか「守る」と呟いていたはずなんですけどね……聞き違いだったのかな?

 とりあえず。
 主人公以外で、事情を知っている者は。
 父親、喫茶店店主、女教師、遅刻魔の無口野郎、子犬(?)。
 この四人と一匹は、おそらく確定でしょう。

 前作を観ていないので、それとの関連性等々、まったく知らないんですよねー。
 タイトルがタイトルだから、血まみれ展開は必須なのか……。

 それにしても、今回の見殺しは納得いかん。
 後々、ちゃんと説明してくれるんだろうな? あァ?